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合成清酒  作者: 初菜
合成清酒五
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42/89

四十一升目。

「美味しかったねえ」

栄子はいかにも満足した、といった様子だ。


幸太、明子、滝口でおしかけ、

ガレージでひとしきり騒いだ後。


滝口と明子は片づけをしている。

料理を全部担当した幸太は片づけを二人にまかせ、

栄子の隣でゆっくりと酒を飲んでいた。

「幸太、明子ちゃん何かあった?」

「なんでわかるんです?」

「なんとなくね。いつもと雰囲気が少し違う」

「あいつ昨日からなんか落ち着いてないって言うか・・・・・・」

「今までと・・・・・・」

「ええ。今まではすぐに明るく調子にのったりしてましたけど、

昨日は大泣きして寝ちゃって。

今朝は起きたらいつもどおりで仕事手伝ってくれたんですけど、

なんだか、なんというか・・・・・・。

今まで言わないような冗談、てか、違う。ごまかしただけな・・・・・・」

「なんだい。告白でもされたとか?

それでひょっとして好きになった?」

「いやいや、なに言ってんですか!

ないですよ。そんなこと。あいつ男ですよ!」

聞こえたアキが振り返り、

「だめ?やっぱりこんな変なボクじゃ・・・・・・だめ?」

頼りなさげに寂しそうにつぶやいた。

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