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四十一升目。
「美味しかったねえ」
栄子はいかにも満足した、といった様子だ。
幸太、明子、滝口でおしかけ、
ガレージでひとしきり騒いだ後。
滝口と明子は片づけをしている。
料理を全部担当した幸太は片づけを二人にまかせ、
栄子の隣でゆっくりと酒を飲んでいた。
「幸太、明子ちゃん何かあった?」
「なんでわかるんです?」
「なんとなくね。いつもと雰囲気が少し違う」
「あいつ昨日からなんか落ち着いてないって言うか・・・・・・」
「今までと・・・・・・」
「ええ。今まではすぐに明るく調子にのったりしてましたけど、
昨日は大泣きして寝ちゃって。
今朝は起きたらいつもどおりで仕事手伝ってくれたんですけど、
なんだか、なんというか・・・・・・。
今まで言わないような冗談、てか、違う。ごまかしただけな・・・・・・」
「なんだい。告白でもされたとか?
それでひょっとして好きになった?」
「いやいや、なに言ってんですか!
ないですよ。そんなこと。あいつ男ですよ!」
聞こえたアキが振り返り、
「だめ?やっぱりこんな変なボクじゃ・・・・・・だめ?」
頼りなさげに寂しそうにつぶやいた。




