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合成清酒  作者: 初菜
合成清酒二
12/89

合成清酒なんとなく脱線話。

なんやかんやで思いついて勢いでさっき書きました。

粗が多々ありますが生ぬるく見逃してください。

最近隣の家に男子中高生がよく集まり出した。


ボクはいたずら心で彼らが集まってるときに、

しましまのパンツ(ボクが穿いてた)を放り込んだ。

しばらく様子を見てるといつもは騒がしい彼らが騒がない。

静かなままだ。


飽きたボクは紅茶を飲もうとお湯を沸かしたり、

茶葉を選んだりしていた。その時――――――。

天地を揺るがすような騒ぎが隣から聞こえてきた。


慌てて様子を見る。


聞こえてくる声

「へっ!これでこのパンツは俺のもんだぁあ!!」

「くっそー。てめえ、幼馴染じゃなかったのかよ!」

「今はそんなことより大切なことがある!」

「そん、な、こと・・・・・・だと・・・・・・」

「ああ、そうだな。幼馴染より先輩を立てなくちゃいけねえよなぁあ!」

「ぐぼぁあああ・・・・・・」

「ふん。二年先に生まれただけでこれほど体格に差が出るとはな」

「今のうちに笑っていやがれ!そんなものは成長期、思春期の間だけだ!」

「そうかいそうかい。そうやっていつまでもはいつくばっていやがれよっ」

「おうふっ」

「兄貴、弟の。弟の俺には分け前くれ・・・・・・っ」

「わりぃな。こーゆーのに兄も弟もないんだわ」

ボクはそっと紅茶を淹れに戻った。


これが後の白北中学、尚江中学、瀬木高校の激しく長い争いの始まり。


したり顔で話すアキ。

ひいている幸太。


「マジで?」

「んー、どうだろ。

パンツ投げたとこまでは本当だけど・・・・・・」

「お前なあ」

「ふっふっふ、ボクにもこんな歴史があるのだー」

「あるのだー、じゃねえよ」



おしまい。

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