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初々しい虎時さんッ!

ー人物紹介ー 

 夫、呉虎くれ とらとき

 妻、呉竜くれ りゅう


登場人物などは史実を元にしたフィクションです。いかなる個人、団体とは関係ございません。

埼玉県秩父市三峯の峰に鎮座する三峯神社に春を告げる桜草が咲き始めた。

 五月のゴールデンウィーク。

 三峯連峰からさいたま市、大宮氷川神社に一陣の風が吹き抜けた。

 呉虎時と水上竜の神前式が親族のみで厳かに執り行われた。

 二人は、七夕の夜に婚姻届けを提出して式はこの日にしたのだ。

 城ヶ島の民宿で面白おかしく模擬結婚式を挙げたと言うのに、三々九度でなぜか初々しい虎時は巫女に盃を渡される手が震えていた。

 そんな虎時を横目でしっかりと竜は見つめていた。

竜は虎時と生活するようになり些細な現象でも見逃さないようになっていた。

  

  式の翌日、竜は再び夢の中で神前式を夫虎時と厳かに行っていた。

 三々九度の盃が巫女から虎時に手渡される。「あの時と同じだ」竜はそう思った。

 虎時は何の躊躇なく盃に注がれた酒に一口、口をつけると思ったら、こちらに振り向き盃を投げ捨てた。

 「とら…… 」

 竜が面食らっているのを尻目に、虎時はいつもの様に爽やかに微笑むと拝殿から飛び出ると竜の手を取り雲一つない空へ、神池の湖面を蹴り舞い上がった。

 天高く舞い上がったが二人だったが、竜は寒さは感じず、頬に「風」は感じた。

 戸惑っている竜を見て爽やかな笑みを向ける虎時は握っていた手を離した。

そして眼下に見える三峯連峰からさいたま市を指さした。

 「きっと君になら……ほら、ごらんよ〇×□ 」

 「君になら、なんなのよ!! 」


  竜は叫びながら起き上がった。

 「ウフフ」

 虎時が寝言を言った。

 「なんなのよ、虎時さんてば」

 虎時のほっぺをつついてみたが虎時は寝息をたてるだけだ。

 「もう、虎時さんてば!」


初めまして、深谷量子です☆

読んでくれてありがとう☆


ー婚活四方山紀行ーも読んでみて下さい☆

書く気力がわくので、栞を挟めてくれると嬉しいです☆

この物語はフィクションです☆

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