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ココア  作者: 火星人
1/1

あの素晴らしい日々である

ココア


それはあの素晴らしい日々である。




「いや、なに感動みたいな感じでいうてんねん、全然ちゃうやろ笑」

そうやって俺を馬鹿にしてきたのは、幼なじみの仁花。まあ、見ての通り生粋の関西人である。

ラブコメでよくある幼なじみ展開だが、そんなことは無い。

ちなみにこの物語の始まりのココアとは、今俺が飲んでいただけである。(仁花にツッコまれたせいで半分は俺の制服へと吸い込まれたが)特に意味は無い。寒さのせいでどうにかなっていたのだろう。

「うーわ、なに1人で喋ってんの。きっしょ。」

ほらな、可愛げなんてあったもんじゃない。


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