表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

空白の過去と謎の女

こんにちは!

霧雨です

今回の作品は異世界ものです。主人公の性格やヒロインなども考えました

ハマってくれたら嬉しいです!

今日、俺は悪夢を見た—――


「ここは...」


どうやら見知らぬ宿屋で寝ていたらしい。

悪夢を見てから前の出来ごとの記憶があやふやだ。


「とりあえず、起きよっと...」

俺は眠そうな顔をしながら洗面所へ向かった。


俺は顔を洗い終えると宿の料金を払い、外へでた。

常識的なことなどを覚えていることから、記憶を失ったのは

過去の記憶だけのようだ。


「とりあえず、ここについて色々聞いて回るか...。」

俺はめんどくさそうな顔しながら町の人に聞いて回った。


どうやらここは、北西部にある森に囲まれたセイジュ町と言う小さな町らしい。


「なるほど、森にはどんなものがありますか?」

俺は武器屋の主に質問していた。


「そうだな...野菜などがよく取れるから昼間はみんな行ってるぜ」

武器屋の主が元気そうに答えた。


「なるほど...ありがとうございます。」

 俺はこの場を去ろうとする


「お前さん...森に行くつもりか?」

武器屋の主が心配そうに訪ねてきた


「行ってみないとわからないので。」

 俺は明るく答えた。


「行くなら俺の武器を買っていけ!」

武器屋の主が怖い顔で俺に言ってきた。


「あの森には野菜や果物が沢山ある分

 魔獣の巣にもなっている...もし行くと言うなら買っていけ。」


 俺は仕方なく隣にあったレイピアを買った。


――――東セイジュの森 ~ 昼間 


「こんなものが役に立つのか...使ったことないし。」

俺は文句を言いながら森を進む。


なんだか森が騒がしい...

俺の方へ何かが、ものすごいスピードで向かってくる!


「まじかよーーこんなところで魔獣さん達と会うなんてな...」

俺は少しビビりながらも笑みを浮かべた。


そこには狼のような魔獣の群れが俺の周りを囲んでいた!

魔獣は俺のことを威嚇している。


「落ち着け...俺は何もしない。」

俺は魔獣たちに言い聞かせ、腰にかけたった。レイピアを握った。


その瞬間―――


何があったのかわからない...

辺りを見ると魔獣の群れが倒れていた。


「俺がやったのか...」

服やレイピアには、赤黒い血で染まっていた...


「俺は何者なんだ...」

そう言って俺は森を進んだ。



――――北セイジュの森 ~ 日暮れ 


「はあ…はあ…はあ…早く森から出なきゃ...」


日没、一人の少女が野菜をとるのに夢中になり

森の奥まで来てしまったようだ。


日が完全に落ちた森、あたりからは魔獣の鳴き声が響き渡る...


「ど…どうすればいいの…」

私は木の陰で魔獣の様子をうかがっていた。

 

すると背後からとてつもなく大きな影があることにきずいた

振り向くと熊のような魔獣がそこにはいた。


「は…いや...お父様...」

私は恐怖のあまり腰が抜けその場に倒れこんだ。


魔獣はゆっくりと私の方へ向かってくる。


魔獣はピタリと止まった。


「え...」

私は驚きのあまり声を出した。


魔獣の背中から血が溢れ、倒れ込んだ。


「おい。大丈夫か? ]

そこには返り血を浴びた男性がいた。


「ありがとう…ありがとう!」

私は嬉しさのあまりその男性に抱きついた。


「お…おい…苦しい…離せっ...」



――――セイジュ町のはずれ ~夜


「助けてくれてありがとう!君強いんだね。」

 少女は嬉しそうに言った。


「もうあんなところにはいくなよ?絶対」

俺は彼女に説教した。


「でもすごいよね~ウルズやゴレイ種の魔獣を倒すなんて」

彼女は嬉しそうに語る。


この世界には魔獣の名や種類があるそうだな

また情報が増えた。


「ところで君の名前は?」

彼女は俺に聞いてきた。


名前?そういえば俺は誰なんだ。

俺は彼女に全てを語った。


「なるほどね...この町ではそんな病気も聞いたことないし

 中心部にある大都市に行けば情報が得られると思うよ」

彼女はそう言った。


「なるほど...」

俺は難しい顔をして答えた。


「じゃあ、名前が見つかるまであなたの名前はゼロね!」

彼女は自分勝手に俺に名前をつけた。


「そういえばまだお前の名前聞いてないぞ」

俺は困った顔で彼女に言った。


「私の名前はミレア!よろしくね」

ミレアは明るい声でそう言った。



――――セイジュ町 ~夜


「ここで大丈夫!今日は本当にありがとう!」

そういってミレアは町へ消えていった。


「なんだったんだ...とりあえず飯食って寝るか。」

俺は食い物を買って朝の宿屋に帰って行った。



――――セイジュ町の宿屋 ~朝


「...朝か...」

まだ昨日の疲れが残っているのか、体が痛い。


重い体を持ち上げ洗面所へ向かった。


「今日は悪夢を見なかったな...」

 俺は眠たそうに呟いた。


朝の支度を終え一階の食堂へ向かおうとドアを開けた。

すると同時に隣から誰か出てきた。


「はあ…眠た......」

 それはTシャツ一枚、下半身は下着のミレアだった。


俺は眠たそうにしているミレアをじっと見ていた。


「ん…...は!!!」

ミレア俺に気づいたようだ。


「なんで...てかこの格好!!」

ミレアの顔がみるみる赤くなり、

ものすごい速さで部屋へ入っていった。


「何やってるんだ…あいつ」

俺は何もなかったかのように一階へ降りた。



――――食堂 ~昼前


俺はこの店のおすすめ、猪肉定食を食べていた。


すると一階からミレア降りてきた。

俺は無視をして飯を食べる。


「ちょっと!何か言いなさいよ。」

ミレアが怒った口調で俺に言ってきた。


「あんな格好で食堂に行こうとするなんて

 もしかして、変態さんか?」

 俺はミレアをおちょくった。


「あ…あれは…ちが…」

ミレアはまた顔真っ赤にしていた。


何を言っているのかわからないが昨日よりおしゃれな

服を着ていることだけ分かった。


俺はその内に食べ終わった食器を戻し、宿屋から出ようとした。


「ちょ…ちょっと待ちなさいよ。」

ミレアは俺の裾を引っ張って言ってきた。


「なんだ?まだ俺に用か?」

俺はめんどくさそうな顔でミレアに言った。


ミレアはモジモジしている。


「用では…ないけど…仕方ないから私もついてってあげ...」

ミレアがそう言おうとすると、


「結構です 」

俺はそう言って宿を出た。


町を出ようとするとミレアが俺のところに走ってきた。


「はあ…はあ…」

かなりの距離を走ってきたらしい。


「なんだ? 」

俺はミレアに問う。


「私もゼロと一緒に記憶を失った空白の時間を

 探しに行きたい!」

ミレアは真剣な表情で俺に言ってきた。

 

「はあ…勝手にしろ。その代わり、

 絶対に俺から離れるなよ」

俺はあきれた顔で言った。


「うん!」

ミレアの顔は笑顔だった


どうでしたか

今回が初めての作品で4時間ほどかかりましたが

次につなげるためにアドバイスや感想など頂けると幸いです。

では!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ