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バトンリレー  作者: 銀世界かけら
スタンバイ
1/9

つぶやき『忘れたくない想い』


 生きているだけで、いつも考えてしまう。


 誰かといても、どこにいても、いつになっても、たった一人君のことを。


 そんな、何が本当で、何が嘘かもわからない世界で、一人もがき苦しむ。


 悲しくて苦しくて、ただただ泣くぬことしか許されなくて。だけど、自分が悲しさを抱いていると、ほんのちょっと、嬉しさを運んで来てくれて。それがまた痛いくらい幸せで。そんな自分が、再び悲しみを心に積もらす。


 世界はとても広いのに、まっすぐに君しか見えない。君以外、何も見えない。何とも愚かな自分。


 だけど、好きな気持ちなら、他の何にも負けない気がしている。


 ただひたすらに君に遭いたい。

 本当の気持ちを君に伝えたい。

 君と繋がっていたい。

 この想いを叶えたい。


 無邪気な笑顔。

 力強い手のひら。

 光り輝く涙。

 たくましい背中。


 体のありとあらゆるところから、”大好き”という気持ちが溢れ出してくる。


 この気持ちだけは、どうしても忘れることができない。


 この気持ちが、世界中で一番大好きな君まで届いたら、どれほど幸せで不幸だろうか。


 君に本当の想いが全部伝わったら良いのに。そしたら勘違いも戸惑いも生まれることがないだろうに。


 それでも君は、余りにも美しく笑うから、つられて思わず笑ってしまう。それがあまりにも幸せだから、君の隣で一人泣いてしまう。


 誰にも言えない秘密を持っているから、また嘘をついてしまう。君に比べて、まだまだ意気地なしな自分。





 それでも、たった一つの願い事を持つことが、まだ許されているのだとしたら。



 ー俺は



 ー私は



 もう一度だけ恋をしたい










 気分屋で生真面目な世界。

 世界に何が起ころうとも、時間は常に前進を続けていく。

 後悔があろうと、過去に戻ることができないのがこの世の運命。

 だったらその逆も然り。

 未来に進んでいくのも運命だと信じたい。



 ―――新しい春がまたやってくる 

 

  

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