表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/40

エンディング

 体に冷気がまとわりつき、俺は氷の彫刻と化した。


「……とどめじゃ!」


「くっ……」


 ケイが拳を握り締め、俺の方へと向かって来た。

炎で迎撃したいが、口が閉じたまま凍り付いちまってる。


(……もう、ダメだっ!)


 俺が観念して目をつぶった、その時だった。


「やめなさい!」


 女の声がした。


(……冬篠宮、マコか!?)


 うっすら目を開けると、案の定だ。

冬篠宮マコが、俺たちの間に割って入ってきた。


「どうしたんじゃ、マコ。 危ないからさがっておれ」


「……あなたには、さっきの声が聞こえなかったのですか?」


 マコの表情は険しい。


「声? ワシは耳が良いのが取り得じゃ、もちろん、聞こえておったとも!」


 すると、マコは顔を伏せ、今度は失望した表情になった。


「……残念です、ケイ。 私は、あなたと結婚することはできません」


「な、なんでじゃ!?」


「……」


 マコは、俺の方に向き直り、こう告げた。


「自分を犠牲にして、みんなを守ったあなたには、王の資質があります。 私は、あなたを婿に迎えます」


「なんじゃと!?」


 会場が、割れんばかりの喝采に包まれた。


「失せろっ!」


 卵がケイの頭に命中する。

投げたのは、マコトだ。

 

「お、おのれぃっ」


 ケイがマコトに躍りかかろうとしたが、複数の警察に取り押さえられ、そのまま会場から連れ出された。


(……結果オーライ、か)







  

 それから数日後、今、俺たちは義勇軍が開発した特殊な車に乗っている。

心残りだった、都道府県、グルメツアーの旅をやるためだ。


「ハネムーンが、こんなんでわりーな」


 助手席には冬篠宮マコ。

後部座席には、マルコ、そして、ニシノが乗っている。

 あの後、マルコから連絡があり、俺は病院に駆けつけた。


「今後はこういうことは出来なくなるわ。 だから、気にしないで楽しんで」


 車は現在、東京から神奈川に向けて走行しているが、渋滞で中々進まない。


「ちっ……」


「マコさんがいるんだから、イライラしないの! それより、その赤いボタン押してみなよ」


 ……赤いボタン?

ニシノに言われ、エアコンの脇に付いているボタンを押してみる。

すると、キュイーン、という機械音と共に、アームが現れた。


「な、なんだこりゃっ」


「これは、最新鋭の空飛ぶ車なの!」


 アームは、ダイソンの羽のない扇風機のような形をしており、そこからエアーを噴出させると、宙に浮いた。


「す、すげぇっ!」


 車は渋滞を避けて、目的地を目指す。

上空には、北朝鮮が放ったミサイルや、ケイの率いるドラゴンの軍団が駆けめぐっていた。


(……完全に、ファンタジーの世界じゃねーか!)


 一体これから、日本はどうなってしまうのか。


「一番の不安要素はお前だな、ヒカリ」


 ……うるせぇ!




終わり

何とか終わりました!

感想、ダメ出しあれば嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ