大天使ガブリエル
「言い方が悪かったようじゃの。”今は”無理ということじゃ」
おお、救いの神よ…あ、こいつが神かw
一気にメンタルが回復した。望みがあるならそれにすがらない手はない。
「よしわかった。ならばいつになったら転生させてくれるんだ?」
「そうじゃの…ざっと五年かの」
WHY?
何度目だろうと何度思っただろうか、携帯小説でこの手の話は何作品と読んできたが死んでから五年も待たされるなんて読んだことも聞いたこともないぞ
「…五年というのは置いとくとしてその間俺はどうすればいいんだ?」
そんな疑問に答えたのは…
「はいはいはーい!!!私が面倒みるですよー」
神の後ろからひょっこり現れたのは見た目はただの女性、ただ背中から羽が生えてるのを除けばだが。
ぱっと見年齢20そこそこ、身長150cmにピンクのロングヘア、見た目はかなり可愛い。
だがなんだろう、一返事だけで『あー天然でドジなんだろうなあ』と思わせる才能は。
彼女の名前はガブリエル
使役するは癒しと神の言葉
こんな天然にみえるが大天使のようだ
「面倒みてくれるのは嬉しいが具体的にはなにをするんだ?」
…返答はこうだ。
「五年間のんびりすればいいのですよー」
はあ、こいつ大丈夫なのか?
まあ俺はこいつらの言うことを聞くしかないから何もできないが
おいおい本当に五年もなにもしないとか勘弁だぞ