振り回される俺?
「んっ…あっ‼ゆ…き…くん……もぅいくぅぅ」
「もういっちゃうの?可愛いね‼」
「また幸弘は女とやったんか?」
「うん‼昨日の子は可愛かったぁ」
「はぁ、まだ入学してから一ヶ月やで?早すぎるやろ?」
「そうか?」
「そーや( ತಎತ)」
「幸弘ぉ今日カラオケ行かへん?」
「おぅ‼行こうぜ行こうぜ‼」
俺、神田幸弘
まだ入学してから一ヶ月のピチピチの高校一年‼自分でいうのもなんだが自分はイケメンだ。
中学時代から別に女に困ったこともないし彼女なんて一日でできる。いわゆるナルシスト( ˘ ³˘)
「なぁなぁ、あの子可愛くない❔俺狙ってんとんのやー‼だから幸弘はダーメ٩(๑˃̌ۿ˂̌๑)۶」
こいつは入学して最初にできた友人、工藤孝大
おっちょこちょいで面白くて顔もそこそこイケメン‼
「しょーがないなぁ、じゃぁ俺はお前のこと影で応援してやるよ‼」
「なに言ってんのや≖ω≖)そー言いながら横取りとかなしやぞー‼ブーブー」
確かに俺は女癖は悪いが友人の女を横取りするまで困ってないし、ましてや大切な友人なのにそんなことできるわけねぇ
「大丈夫だって信じろよ‼そのかわり絶対ものにしろ」
「幸弘に言われなくてもものにするっての
(੭ु>▿<)੭ु⁾⁾」
放課後。
「幸弘ぉ、かーえろっ‼」
「今いくー…あれ?あっ‼やっべ ー孝大わりぃ先歩いててくんね?音楽室に忘れもんしたわ 汗」
「アホっだっなー爆笑早く来いよ」
やべぇ、よりによって一番遠い教室だし 汗
〜♪〜♬
えっ?誰かが歌ってる?音楽室からだよな
よく分からないけど無性にそばで聞きたいと思った。だけど着く頃には声も聞こえず人影さえなかった
「おっせーよ‼何分まったとおもってんねん
(。・ˇ_ˇ・。)ムゥ…」
「わりぃ、わりぃσ(^_^;)」
あの声誰だったのかな?どこか暖かい歌声だった。
「はぁ〜、今日もたのしかったなぁ^ ^」
「そーだな‼」
「またいこぉな?」
「当然だろ?笑」
翌日。
キーンコーンカーンコーン。
「おっはーよーん‼」
「はよー。孝大は朝からテンション高いなぁ?俺ついていけねぇーよ」
「はーい。みなさん座って下さ〜い。ホームルームですよぉ」
ガラガラッ‼
「はーい森田さん遅いですよ?早く座ってください」
「すみません。」
げっ‼なんだよアイツ、顔がちょー俺のタイプ‼
「おい孝大、あの子誰だよ?」
「ん?アイツか?確か森田きひのだっけなぁ?俺もあんましらんがあんまり学校には来ねぇかな?」
へぇ結構可愛いのに。
とにかく今日のうちにものにするとすっかな?
「俺あの子と今日やるわ‼」
「えっ‼本気か?」
「本気、本気‼だって可愛いじゃん」
「そりゃ可愛いかもしれへんがあんまっ男と話してるところとか見たことねぇよ?」
「だからこそ落すかいがあるってもんだろ?」
「まぁ頑張ってみ‼」
まずはっと‼偶然ぶつかったふりして話しかけてみっかな‼
ドンッ‼
「あっ‼わりぃ ケガしてない?」
「………大丈夫」
うわっ‼なんか思ったより地味ぃぃ‼
こんな子には積極的なアピールだな‼
「そっかぁ、ならよかった‼ところでさ俺これから暇なんだけど空いてるかな?」
「……無理です」
まじかよ‼普通ならいいよって言うだろ‼
「そっか…。じゃぁ今度空いてる日とかあったら教えてついでにメアド教えとくからさ‼」
「……はい」
よし‼あとはメールをまつのみだ‼
2日後…
…あれ?おかしいぞ?
まったく連絡こないじゃんか‼なんでだ?
俺の計画は成功してたはずなのにぃぃ‼
学校。
「あのさきひのちゃん?」
「なにか?」
「どして一通もメールくれないのかな?」
「あなたのように暇ではありません。女の子をしとめたいのであればどうぞ他を当たってください。」
えーーー‼嘘だろー‼‼
「そっ、そっか、だよね。ごめん。」
「反省しているのなら別にいいです。」
どーしたらいいのかさっぱり分からねぇ
俺がこんな子に手こずるとかまじありえねぇ
ドキッ‼
えっ?なんか体が熱い?
俺熱でもあんのかな?
どーしちゃった俺?