表紙・登場人物
あの桜の木の下で・・・
やましろの ちりゆくはなを みらるれば
すぎぬるはるの かげしのばるる
役者 (5人)
沙都
ハル
成仁
幸
秋伯
登場人物(読み物として楽しみたい方はネタばれ注意。)
山城沙都
山城家の一人娘。山城の国から出たことがない。まだ裳着の済んでいない幼い姫。
ハル
山城家の、桜の木の下にいる少年。沙都にしか見えない。桜の精?
幸
山城家に仕える使用人。沙都の世話を任されている。
山城成仁
山城家の当主。娘を可愛がるあまり心配し過ぎる親馬鹿なところがある。自分の裏切りを知り忠告に来た桜海の使者を殺してしまう。
桜海春季
桜海家の末弟。家の使者として山城家に訪れた際、山城の当主の怒りを買い、山城家の、桜の木の下で殺害された。元服を済ませたばかりで、沙都より少し年上。
桜海秋伯
桜海家の現当主で春季の兄。裏切りの報復及び弟を殺された仇討ちに来る。
くれは
桜海家に仕える忍。秋伯の命で、山城家を探っている。基本、姿はよく見えない。
国名
山城の国 当主は成仁。他の三国に囲まれるようにある山が多い小さな国。桜海と同盟を結ぶ。
桜海の国 当主は秋伯。山城、西山と隣り合う国。国内に大きな湖を持ち、国中に咲く桜の花は見物。山城と同盟を結んでおり、西山とは婚姻関係ももつ。
秀の国 西山と山城に隣接する大国。国力が高く、戦も強い。
西岡の国 桜海と長きにわたる同盟を結ぶ国。規模は桜海と同等。海に面し貿易も盛ん。
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