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9/10

妹からするとシスコンってマジうざいよね その3

アインは迷ってしまいました

ごきげんよう 


アインです


“パチッ・・・・パチッパチッ”


日も落ちてしまい真っ暗になってしまった為、これ以上の移動は危険と判断し

焚き火をすることにしました

まずそこら辺の小枝を集めます 生木でもokです

水分H2Oを抜いてしまいカラカラの木にします

土中から銅Cu取り出し電子を激しく移動させて種火用に発熱させます 

伝熱コイルの原理、電気を流して発熱させてるんだね おねいさん♪

(気体や液体はその物の素粒子を高速運動させて熱エネルギーを作った方がはやいけど火を起こそうとすると種火を作った方がはやいんだよね 気体や液体だと爆発するし^^;)

くべた小枝の中に発熱した銅を放り込み着火させます

焚き火がじょ~ずに出来ました♪


さぁこれで安心でしょうか

野生の獣は火を怖がると聞いたことがありますし・・・・・


・・・・・・・・・・




“ウォ~~~ン ~~ン”




めちゃくちゃ不安です

森で一人とかもう泣きそうです

前世から数えて58年ですけどマジ勘弁です


・・・・・・・・・・


あっ! そうだこんな時こそ魔法です

思い立ったわたしは土中から鉄分をセッセっと取り出し周りの木に引っ掛けるように有刺鉄線で囲んでいきます


今、魔法っぽくないとか思ったあなた! わたしは常駐警備させれるような魔法思いつかないのです

すみません!!


っと まぁ こんな感じで1m50cmくらいまで5層にして張り巡らせました


えっ! 低いんじゃないかって・・・・・・背が低くてそこまでしか届かないんですよ・・・・・・


さぁ これで安心できます 


“ウォォ~~ン”


やっぱり泣きそうですT_T


side out




ところ変わって何とか合流したツインズとガル&メイ

「ったく 沈着冷酷なお前らがアインが来たとたんにこの有り様とかどうなんだ はぁ~」っとガル


「「ヘレナが来てもこうなるよ!」」

アホなことを言うツインズ


「テン・・・ショ・・ンがおかし・いわ」とメイ


「「 あははは Hehehehe」」


「「・・・・・・・・」」ガルとメイ


なんか色々ぶっちぎっちゃってるツインズでした


“ゴガン” 前方から破砕音の様なものが聞こえてきました


「「「「・・・・」」」」


走り出す 4人


しばらく行くと そこには3匹のハウンドウルフと対峙する リックとヒルダがいました


カーラ、ベルファド、ガルは詠唱します


「シャドウパイル!」とカーラ 

ウルフの影から5本の影の杭が現れ ドシュ! っとハウンドウルフを貫きました


「シャイニング・スコルピオス」

ベルファドの指先から光の線がのび ハウンドウルフを貫きました


「フレイムアロー!」

ガルは空中に出来た炎の矢を放ち、ハウンドウルフを燃やしました


傷付いたふたりに駆け寄るメイ

「ヒール!」

ふたりに手を翳し癒していきます


「ありがとう」っとヒルダ


アインがいないことに気が付くツインズ

「アインはどうしたんだい?」とベルファド


「申し訳ありません 6匹のウルフと更に現れた5匹を留めるので精一杯で・・・お1人で逃げて頂きました」っと 項垂れるリック


「いや ありがとう 君達は全力を尽くしてくれた 悪いのは浮かれてはぐれた 私達の方だ」っとカーラ


「おい そんなことより探すぞ!」とガル


「「ああ」」 神妙にツインズは頷く

 

こうして6人は捜索を開始した


side out






その頃、アインは・・・・・・・・・・・


ハウンドウルフと有刺鉄線越しに対峙していました


ああああ やばいです やばいです どうしよう どうしよう


かなりパニクっています


あの あの あの あああああ あっ! 武器だ!

そう気が付いたアインは早速、地面に手を置き鉄Feを集め槍を構成していきます


さぁ これで大丈夫です! 有刺鉄線越しに槍で突いてやります!!


そして槍を“ふっん”っと持ちあ・・・・・・・・


・・・・・

・・・・

・・・

・・




がりませんでした・・・

「ああああああ 重くて持てませんわ!!!!」


考えてみれば8歳児に鉄製の槍が持ち上げれるはずありません


「ああああああ 大ピーーーンチ」


もう泣きそうです


再びパニクるアイン

「こうなったら水蒸気爆発です! うりゃ!!!」

“どかーーん” “どかーん” “どかーーん”

所詮水蒸気です 開けた場所ではピンポイントに当てなければ毛皮に覆われたハウンドウルフにはあまり効きません

そして座標指定型の魔法であるこの魔法では素早く動くウルフには当てることができなかったのです

「ああああ もう!」

イライラで更に精度が落ちていきます


そうこうしている有刺鉄線の方が切れてしまったのです!

「あ・・・・・・」


「あああああああああああ」またパニクるアイン


そしてそんな時にふっっと浮かんだアニメの少女が使っていた必殺技・・・・

「やってやりますわ」

そういってわたしは両腕を前に突き出し腕の間の荷電を激しく動かし始めたのです

“バチッ バチッ バチバチバチバチ ヴィィィィィイィィンンンン”

腕の中で荒ぶる電界

そして先程作った槍を分解し飛翔体を作って腕の間にセットします

飛翔体は激しい電荷を受け表面が溶解し始めます

わたしはハウンドウルフに両腕を向け解き放ちました

“キュゴ!”

ハウンドウルフどころか前方の森に丸い穴が開きどこまでも続いています

“チュドォォォォォォォォォーーーーーーーン!!!!!!”

ずいぶん遠くから爆発音が響きました 数瞬遅れて来た爆風で後ろにコテンと転ぶアインでした


アインはあまりの威力に気を失うのでした


side out



ベルファドを先頭にアインを捜索していた一行

カーラは嫌な予感がし兄を呼び止めた

「お兄様!!!」

ベルファドが立ち止った その瞬間“キュバ!”2m前の空間に光が走り“バキバキバキ”っと木が倒れて来たのでした

だがそれは前触れだったのです 巨大な爆発音とそれに伴う爆風が襲ってきました


なんとかそれに耐え、皆の安全を確認するベルファド


「カーラ ありがとう 止まらなければ死んでいただろう」

そう言ってベルファドは前方に出来た道を見た

「いえ いいのです お兄様・・・・こんなとんでもないことをするのは・・・・・」っとカーラ


「ああ アインかもしれない この道を辿っていこう」

そうして 再度ベルファドを先頭に移動を開始した


side out


「うぅっぅぅ~~ん」

アインは何とか復活すると目の前の光景に困惑した

まっすぐ木をなぎ倒して出来た道があった・・・・・


この魔法は封印すべきですね・・・・この先がどうなってるかとか想像したくないです・・・


そうしていると その道から人の気配がしました

「「アイン!!」」

飛びかかってくるツインズ

    ↓

脱出しようともがくわたし

    ↓

引き剥がそうとする4人


なんかデジャブです・・・・・・・・


「ハァ ハァ ハァ」

この馬鹿ツインズわ・・・・・・・・


「ところでアインこれは・・・・・・・・」

一度道に目を向け再度アインの方に向き直る


思わぬ反撃を受けた アイン

「・・・・・・・・・・」

目が泳ぎ、あらぬ方向に顔を背けるアイン


「ま、まぁアインが無事だったのだからよかったではないか」っとヒルダが助け舟をだしてくれます


皆もこの話題は無視することに決めたようで誰も後ろを向こうとしません


「そ、そうだな! アインも無事だったんだし帰ろうぜ」とガル


「そうですね お腹も空きましたし帰りましょう」っとリック


こくん頷くとメイ


こうして この冒険の幕は閉じたのです






この後、訓練場の森に突如出来た1kmにも渡る直線の道とその終点にある直径300mのクレーターは学園の七不思議の1つとして語り継がれていったのでした・・・・・







ついレールガンを撃ってしまいましたw

なんか荷電粒子砲は現在の技術でも電力があればか可能なのだそうです

次回は領に戻ります もしかしたらキンクリするかもです

ストックがなくなったので更新は遅くなるかもしれませんが・・・・

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