妹からするとシスコンってマジうざいよね その2
その2です
そしてツインズの扱いがひどいです
ごきげんよう
アインです
ツインズがどうしても雄姿を見てほしいとダダをこねるので
訓練場の森まで魔獣退治にやってまいりました
ツインズはズンズンとどこか誇らしげに森の奥へと歩いていきます
まぁ アホなツインズは放っておいて付いて来てくださった4人に対して質問しました
「みなさんはどんな魔法を使われるのですか?」
「おれは火の属性魔法だ 一応は火の15支族だしな」とガル
ふむふむ あ、ちなみに15支族とは火・水・風・土・雷の5侯爵家の傍流である3伯爵家のことで
5×3で15支族と言われています ロックベル伯爵家も土の15支族です
「わたくしは星刻魔法ですね まだまだ時間までは操れませんが」とヒルダ
星のレイタイム公爵家次期当主ですものね 当たり前って言えば当たり前ですね
「わたしは・・・神・聖魔法・・・」とメイ
ヒーラーさんですかぁ~ ちょっと憧れますね
1パーティに1人はほしいですものね
「わたしは土と錬金魔法です」とリック
えっ! リックってダブルだったんですね
平民の方にしてみたら相当レアなんじゃないかしら
一般的に魔法は1人1系統というのが普通です
たまに何系統も使える人がいるのですが(貴族に多いです)
2系統ならダブル・3系統ならトリプル・4系統ならフォース・5系統ならフィフス・6系統ならペンタグラムと呼ばれています 過去7系統を使った者はおらず名称はここまでです
ただ伝説では全ての魔法を使う者を“アークメイジ”と言ったそうです
ちなみにロックベル家は
父は土、母は光・闇・星刻のトリプル、兄は光と弱い土のダブル、姉は闇と弱い土のダブル、わたしが錬金・形意のダブル、妹3歳の為? となっています 土の15支族なのに土が得意な子供がいないっていいのでしょうか? まだ妹がいますが
っと気を取り直して
「みなさん優秀なのですね」ニコっ どうだニコポアタック!!!
4人は顔を見合わせて
「「「「いやいやいや、君の方がすごいから」」」」
失敗したようです><
「そ、そうですか^^;」
「そうですよ アイン様、5歳から研究を始めて8歳で魔法の開発とかありえませんから」とリック
あの馬鹿ツインズ 色々しゃべちゃってるようですね・・・・・・
まぁ いいかぁ
「今回、わたしが王都に来たのは、このメガネを作ったのが侯爵にばれて他の研究まで調べられたようで、それが王様まで伝わってしまった為に、直接今までの研究結果の報告しにこいと呼ばれてしまったのです」
「直接、王と謁見されたのかい・・・・」っとヒルダ
「ええ」っとわたし
・・・・
・・・・・
・・・・・・
「やっぱ アインはすごいな! はははははっは」
わたしの頭をガシガシとやりながらガルは笑いました
「ですのでこのことは中央の秘事となっています みなさんもあまり無闇にしゃべらないようにしてください」
4人は了承してくれました
「お兄様、お姉様もよろしいですね!」
・・・
・・・・
・・・・・
ツインズの姿が見当たりません・・・・
「あぁぁ~~~~ 何はぐれてますの! あの馬鹿ツインズはぁ~~!」
あ つい本音が
私達は円陣を組んで今後どうするかを相談しました
「放って帰りましょう!」わたしの意見です
「いや さすがにそれはないだろう^^;」とガル
「2手に別れて捜索とアイン様の護送というのはどうでしょう」とリック
「それしかないでしょうね」とヒルダ
「わかった」とメイ
こうしてガル&メイでツインズ捜索をリック&ヒルダがわたしの護送ということになりました
「んじゃ ちょっくら探してくらぁ」とガル
「馬鹿ツインズをお願いします」とわたしは頭を下げた
「まかせ・・て」とメイが微笑んでくれた
そうしてガルとメイは森の奥へ入って行った
「さてこちらは学園にもどりましょうか」とヒルダ
「ですね この辺りはまだ魔獣も弱いはずですが用心していきましょう」とリック
頼もしいです「はい!」と元気よく返事をしました
しばらく歩いているとリックが何かの気配を察したようです
目配せをし辺りの気配を探るリックとヒルダ
「ブリッツ!」リックが土のつぶてを気配のする方向に放ちました
そして現れたのは、ハウンドウルフと言われる低級の魔獣でした
わたしはホッとしました
しかしヒルダが「まだいますわね」とつぶやきました・・・
そう 先程のハウンドウルフの後ろから5匹のハウンドウルフが現れたのです
私達を取り囲もうとするハウンドウルフにブリッツを使い牽制するリック
そうすると焦れたハウンドウルフ2匹が飛びかかってきたのです
リックは「アースプリズン!」と唱え私達を囲む様に格子状の壁を展開しました
突然現れた格子状の壁にぶつかったハウンドウルフにヒルダが「グラビティ!」っと重力による圧殺魔法を唱え倒しました
しかしまだ4匹もいます こちらはわたしという足枷もいるのです
「ぼくがアースウォールでウルフの視界を塞ぎます その間に2人は逃げてください」とリック
リックは1人称が僕に変わってますね 猫被ってたんでしょうか っとそんなこと考えてる場合じゃない
「はい」っとわたし 「わかった」とヒルダ
「いきます! アースウォール!」眼前にそびえたつ土の壁
わたしは全速で後ろに撤退しようとします
その時横合いからもう1匹のハウンドウルフが現れたのです
「ペタンロック!」ヒルダが咄嗟に重力魔法でウルフを縫付けてくれました
「アイン! 仕方ありません お1人で逃げなさい!ここは私達が引き受けます」
わたしは足手まといになってしまうと咄嗟に考え逃げることを選択しました
「リックさん ヒルダさん ご無事で!」
わたしは夜の帳が落ち始めた森をひた走りました・・・・・
「ハァ ハァ ハァ ・・・・・」
前世から合わせても超インドアなわたしはもうへばっていました
そしてアウトドア知識などないわたしは・・・・・・
見事に迷っていました・・・・・・・
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あれれ・・・・・まだ終わらない^^;
次はアインのソロ冒険が始まります
あ 初めての戦闘描写の感想 こうしたほうがいいとかあったら感想お願いいたします