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異世界ハーレム浪漫~起きたら異世界にいたけど、ゲームのステータスを引き継いだから、人助けハーレムを行います~  作者: 佐々牙嵯峨兎
1章 獄炎魔将撃退の変

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第25話 VSジェヴォーダン・ベート前編

 俺は地面を蹴って走り、倶利伽羅クリカラを抜刀して叫ぶ。


「ジェヴォーダン・ベート、俺が相手だ!」


 そう叫びながら倶利伽羅クリカラを強く握り、ジェヴォーダン・ベートの右後ろ足にソニックスラッシュを切り込む。

 ジェヴォーダン・ベートは俺の攻撃に気づき、振り向きながら牙を見せながらうなる。

 よし、俺に気づいた……! あとはほかの参加者と協力して時間稼ぎ・もとい討伐していくぞ!

 そう思いながら身構えていると、ジェヴォーダン・ベートは天井に向けて顔を上げて遠吠えする。


「ウォォォォォン!」


 俺はそれを聞いて両手で耳をふさごうとするが、瞬時に違和感を察する。

 あれ? 鼓膜を引き裂きそうな咆哮とは違って、これは何かを呼びそうな遠吠えだ。

 うん、遠吠え? 確か某ハンティングゲーム3に出てきた鮮やかな鳥竜も遠吠えで別のモンスターを読んでいたな。

 背中に冷たい物が迸り、いやな予感を感じていると何処から叫び声が聞こえだす。


「おい、別の穴から何かが来るぞ!」


 その叫びに聞いて、叫んだ参加者が指さしている方向を見る。

 すると指さした方向を見ると、小型魔物が通れそうな穴にダークウルフが十体ほどやってきた。

 やっぱりぃ! 遠吠えとかそういうのは自分以外の魔物を呼び出したりするのが定石だ。

 だけどブレイドクロニクルだと変異種のモンスターが仲間を呼ぶモーションを行ったりしないが、この世界だと変異種でも簡単に呼べるのかよ!

 俺はそう思いながら片手剣から小銃に変え、襲い掛かってくるダークウルフたちに向けて引き金を引く。

 銃口から魔力を纏った弾丸を放ち、先頭にいたダークウルフの右鎖骨にヒットする。

 先頭のダークウルフは弾丸をもろに受けて倒れるが、先頭の後ろにいたダークウルフはこのまま先頭の死体を超えて進む。

 クッ、先頭のを撃ったとしても止まらないか……。

 そう思いながら周りに聞こえるほどの大声で言う。


「近接系はジェヴォーダン・ベート、遠距離や魔法はダークウルフ、盾持ちや治療師は怪我人の治療・及び守ってくれ!」


 俺はさっき思いついた策をこの場にいる全員に向けて言う。

 しかし二十代前半で弓矢を持った男が嫌気をあらわにしながら叫ぶ。


「なんでお前みたいなガキに指図されなきゃいけないんだよ!」


 俺は男の言葉に困惑しながら考える。

 もしかして嫌がっているのか?

 マァ、俺は17歳で相手は二十代前半だから、子供に命令されるのは癪に障るんだろうな。

 そう思っていると盾と槍を持つ青年が二十代前半の男に注意する。


「今は緊急事態なのに、この子はしっかりとアイデアを考えてくれたんだぞ? とにかく今は彼の言葉を聞くぞ!」

「チッ! 分かったよ……」


 青年の注意に男は渋々しながら言い、そのままダークウルフの集団に向けて矢を放つ。

 複数の矢が弧を描き、地面やダークウルフの集団に突き刺さる。

 俺はそれを見て感嘆の声を上げる。

 おぉ……少し文句を言っていたから少しどうなるか気になっていたが、ブレイドクロニクルの弓矢系の(アタック)スキル【五月雨射ち】に近い攻撃だ。

 それに素早く動く狼を素早く狙えているから、前は猟師とかやっていたのだろうか?

 そう思っていると杖や本を持った者達は矢の雨を避けたダークウルフに向けて詠唱する。


『『火よ、火種を弾丸にして放て! 火種弾ファイア・ショット。』』

『『水よ。刃として切り裂け! 水刃ウォーター・カッター!』』

『『風よ。そよ風を弾丸として放て! 風圧弾エアスト・ショット!』』

『『土よ。石を槍として放て! 石槍ストーン・ランス!』』


 詠唱し終えると杖の先や中から魔法が生み出され、それらをダークウルフに向けて放つ。

 ダークウルフの集団は種火の弾丸を撃たれ、水の刃に切り裂かれ、風の弾丸を撃たれ、石の槍に刺し貫かれる。

 ダークウルフの集団を倒して解決したと思っていたが、生き残っていたダークウルフがいきなり遠吠えしだす。

 するとダークウルフの集団が出てきた穴から、再びダークウルフ集団が現れだす。

 しかもそれだけじゃなくハイドアタッカーや人の膝くらいあるクモまで現れた。

 そのクモはブレイドクロニクルのビッグスパイダーと似てて、姿は黒い体に紫の模様柄だ。

 ブレイドクロニクルのビッグスパイダーは黒い体に茶色の毛をしている。

 違いは見た目だけかと思っていると、ビッグスパイダーは口から白い糸を吐き出してくる。

 ビッグスパイダー達の近くにいた者は瞬時に回避し、ビッグスパイダーが吐き出した糸は地面にへばりつく。

 ブレイドクロニクルのビッグスパイダーは毒液だったが、この世界だと粘着性がある糸なんだな。

 そう思っているとジェヴォーダン・ベートが俺の方に来ながら、鋭利な牙に黒紫の霧がまとわり出す。

 ッテ、よそ見している場合じゃなかった!

 俺はそう思いながらハッと我に返り、俱利伽羅クリカラを構えながら横に回避する。もしも回避しきれなかったときに備えてだ。

 そう思っているとジェヴォーダン・ベートは口を大きく開き、勢いよく噛み切る。

 それはまさにトラバサミのように早かった。

 その時、闇の衝撃波が牙から発生し、衝撃波を俱利伽羅クリカラで防ぐ。

 しかし防御したとはいえ、片手剣だから防ぎきれずに頬や服の裾が軽く裂かれてしまう。

 クッ、噛みつきがかすりそうな時に備えていたが、まさか闇の衝撃波で裂かれるとは思いもしなかった。

 そう思いながら俱利伽羅クリカラを構えなおし、ジェヴォーダン・ベートの首に向けて叫ぶ。


「【武器性能向上】、【斬撃強化小】、【攻撃力強化小】!」


 三つのスキル名を叫びながら強化された倶利伽羅クリカラを振り下ろす。

 このまま俱利伽羅を振り下ろすが、ジェヴォーダン・ベートはとっさに横に回避する。

 しかし俱利伽羅クリカラの刃がジェヴォーダン・ベートの左前足の先を切り落とす。

 俺はそれを見て喜ぶ。

 よし! 躱されたけど左前足を切り落としたから、少しぐらい機動力が落ちるぞ。

 そう思っていると力強く振り下ろした倶利伽羅クリカラが地面に刺さる。

 ぬぉ!? 倶利伽羅クリカラが地面に刺さってしまったが、少し力を込め過ぎたか?

 そう思いながら地面に刺さった倶利伽羅クリカラを引っこ抜く。

 するとジェヴォーダン・ベートが左前足の傷口から瘴気を放ち、切り落とされた前足を触れ、左前足と切り落とされた方の前足の傷口同士縫合させて治した。

 俺はそれを見て驚く。

 ハァ!? 切り落とされた前足を縫合するのは動画で見たことあるが、魔法でつなげるのはありなのか?


ここまで読んでくださってありがとうございます!

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