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異世界ハーレム浪漫~起きたら異世界にいたけど、ゲームのステータスを引き継いだから、人助けハーレムを行います~  作者: 佐々牙嵯峨兎
1章 獄炎魔将撃退の変

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第11話 魔道具屋

 武器屋から白髪の美女と共に出て、魔刻巻物スクロールが売ってある場所に向かって歩く。

 道にいる人たちはと白髪の美女をざわざわとざわめきながら言う。


「オイオイ、あれって確か善の氏族(アンセル)だったよな?」

「あぁ、腰にある羽と後頭部にある光輪が示しているよな?」

「聖域アヴァロン・ル・フェか天界のどちらかにいるって聞いたが、実物で見たのは初めてだな」


 道にいる人たちは白髪の美女を見ながら言うが、俺はさっき言った言葉について疑問を持つ。

 善の氏族(アンセル)やら聖域アヴァロン・ル・フェやら天界やら、色々な言葉が流れてきて頭がこんがらがってしまいそうだ。

 今すぐ聞きたいけど、いきなり身元に聞いても驚いてしまいそうだから、あとで追々信頼を得てから聞いておくか。

 そう思いながら歩いていると、視界に一つの看板が映り込む。

 その看板は魔道具屋と書かれており、脳裏に魔刻巻物スクロールが売ってあると鳴り出す。

 しかし白髪の美女は知らずにこのまま通り過ぎようとする。

 俺は慌てて彼女に向かって叫ぶ。


「ちょっと待って!」

「エッ?」


 俺の叫びに白髪の美女は呆気にとられ、俺は慌てて手を掴む。

 掴んだ手から来る感覚はとても暖かく、優しさがぬくもりとして出ているように感じた。

 漫画やアニメでしか見たことないが、女子の肌って絹のように手触りがいいんだな……。

 そう思っていると白髪の美女は顔を赤く染めながら言う。


「えっと、人前で強く握られるのは……恥ずかしいです」

「ファッ!?」


 俺は白髪の美女の言葉を聞いて素っ頓狂な叫び声をあげる。

 確かにちょっと強めに握ったり、触感を確かめたりなど、思い返せれば我ながらちょっと気色悪いったらありゃしない。

 俺は即座に彼女の手を放し、流れる動作のように土下座を決めて叫ぶ。


「貴方の手を強く握ってすみませんでしたー!」


 俺はそう謝罪しながら額を地面につける。

 ヤバいヤバいヤバイ、猛烈にヤバい! 無遠慮で触りまくったから彼女に辱めてしまった!

 せめて土下座で誠意を見せなければいけない。

 そう思いながら土下座を決めると、白髪の美女は跪いて言う。


「ちょっと恥ずかしかったのですが、そこまでしていいですよ!」


 白髪の美女の言葉に俺は顔を上げる。

 エッ、気にしてないのか?

 そう思っていると、白髪の美女は少し微笑みながら言う。


「それに私の名前はマリアなので、気軽に読んでください」

「わ、分かった。マリア」


 俺は白髪の美女もといマリアの言葉にドキリとしながら頷く。

 すると近くにいる母親と子供がじっと見ながら言う。


「お母さん、あの人たちイチャイチャいるの?」

「コラッ! あんまり見てはいけません!」


 子供の疑問に母親は慌てて叫びながら子供を連れて立ち去る。

 俺はその意味に気づき、一気に体中が熱くなり、顔が赤く染まる。

 この世界の子供はどうなっているんだ!? いや、子供の好奇心なら知ってもおかしくないだろう。

 そう思いながらさっきの行動を思い出して、我ながらメチャクチャ恥ずかしい状況だ。

 少しマリアの方を見ると俺と同じく顔を赤く染めており、さっきの行動にメチャクチャ恥ずかしがっているんだろう。

 ものすごく気まずい空気だが俺は素早く立ち上がって言う。


「ンン! さっき魔道具屋が見えたから、目的の魔刻巻物スクロールがありそうだから入るぞ!」

「え、エェ! そうですね!」


 俺の言葉にマリアは赤く染めながら立ち上がって言い、俺とマリアは慌てて魔道具屋に入る。

 俺はマリアが入ってから勢いよく扉を閉める。

 このまま外にいたら空気に耐え切れずに精神的に大ダメージを追ってしまうどころだった。

 そう思いながら床に腰下ろす。

 ちょっと礼儀がないかもしれないが、今は少し休みたい。

 そうしていると店の奥にいるとんがり帽子をかぶったおばあちゃんが声をかける。


「あら、少しにぎやかなお客さんが来たわね」


 とんがり帽子のおばあちゃんはそう言いながら、戸棚にあるアイテムを取り出す。

 それは羊皮紙で出来た巻物で、俺は腰を上げてから言う。


「あんたが持っているのは確か魔刻巻物スクロールだったよな?」

「えぇ、明日は冒険者試験だし、これを求める子が大勢いるから無料にしているの」


 俺の言葉にとんがり帽子のおばあちゃんはそう言いながら大量の魔刻巻物スクロールを机の上に置く。

 それを聞いたマリアは驚きながら言う。


「そんな! 魔刻巻物スクロールは一本でも銀貨五枚なのに、無償で大量くれるなんて受け取れません!」


 俺はマリアの言葉を聞いて驚愕する。

 何ぃ!? 魔刻巻物スクロール刻印士エンチャンターと呼ばれる職業でしか作れないが、マジックショップでも銀貨一枚くらいの価値だったはずだぞ!

 もしかしてこの世界は刻印士エンチャンターがとても少ないのか? それとも魔刻巻物スクロールが作成するのは難しいのか?

 値段が中々高い理由について気になるが、それについては追々と知っておこう。

 そう思いながら懐から銀貨五枚取り出して、とんがり帽子のおばあちゃんに向けて言う。


「俺は銀貨五枚でマリアの分を買い取るよ。他者に渡してもいいんだろ?」

「あら、お兄さん太っ腹ねぇ」


 俺の言葉にとんがり帽子のおばあちゃんはそう言い、銀貨五枚受け取ってから机に置かれてある魔刻巻物スクロールの山を持ってくる。

 俺は魔刻巻物スクロールの山をとんがり帽子のおばあちゃんから受け取り、これらをマリアに向けて言う。


「ほら、俺は魔法を少し使えるから、これを全部やるよ」


 俺はそう言いながらマリアに渡す。

 マリアは少し驚きながら言う。


「あ、ありがとうございます……」


 マリアはそう言いながら大量の魔刻巻物スクロールを受け取る。

 魔刻巻物スクロールを手に入れたし、これで解決だな。

 そうして店の前でマリアと別れ、武器屋に戻ろうとする。

 するととんがり帽子のおばあちゃんが一本の魔刻巻物スクロールを持っていう。


「貴方、カッコよかった一本上げるね」

「あ、ありがとうございます!」


 俺はそのことに驚きつつお礼を言い、魔刻巻物スクロールを受け取って魔道具屋から去る。


ここまで読んでくださってありがとうございます!

感想、誤字脱字、ご意見なんでも大歓迎です!


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