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モンスター

「ミヤ試しにその100Gもらっていい?」



「いいっすよ。」



隆介はミヤから100Gもらい自分のスマホを確認した。



100Gで買えるものが表示されていた。



食べ物 カップラーメン



飲み物 発泡酒350ml



だけかよ!!!



普通に堕落した独身男性じゃんかよ!!



その後もミヤにスライムを倒してもらってわかった事がこの世界の100Gが日本の100円くらいである事と恐らくレベルが上がらないと買えるものが増えないという事だ。



つまり自分自身のレベルが上がらないと買えるものが増えないので、カップラーメンを購入してもお湯が無いのだ。



そして水分は安い発泡酒。



隆介はビール好きなのでそこは問題なかった。



「次俺倒してみるわスライム。」



隆介は意を決してスライム退治に励んだ。



とは言っても戦い方なんかわからない為、落ちてる比較的耐久力のある木の棒でひたすらスライムを退治した。



意外と木の棒でスライムは簡単に退治でき隆介は何匹かぶっ叩いて倒してみた。



その結果、レベルが10まで上がり購入出来るものが増えていた。



食べ物 カップラーメン 菓子パン カレーのルー(レトルト)



飲み物 発泡酒 ハイボール 水 お茶



電化製品 ケトル(電気いらず)150G



ケトル(電気いらず)キタ!!



やっとカップラーメンを食べれる!!



そう歓喜した時にはすでに日が暮れており、隆介達の空腹は最高潮であった。



「よし!飯にしよう。カップラーメンしかないけど」


「えぇ!!こっちでカップラーメン食えるんすか!?」


「味は醤油一択だけどな!これ入れてみなよ。カレーのルーあるから(笑)後これ発泡酒。」


「第3飲めるなんて最高じゃないすか(笑)頂きます。」



隆介はモンスターを倒し稼いだGでケトルを購入し、カップラーメンと発泡酒を皆に振る舞った。



「今まで食べたカップラーメンで一番美味いですね。


「ビール美味え!!発泡酒だけど」



「これ現場の人達に分けたいですね。」




確かに。不安と葛藤のなかで食べるカップラーメンと発泡酒がこんなに美味しいとは思わなかった。



仕事した後の至福の一杯を血液の隅まで感じた。




そうして喜び組の皆の腹は満たされ、大型ショッピングモールに帰還した。

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