新戦力
パーティメンバーが揃った。
隆介 職業 売人
一平 職業 ギャンブラー
ミヤ 職業 ヤンキー
ヤス 職業 昆虫博士
いけちゃん 職業 恐竜博士
玉ちゃん 職業 ヒーラー
どう考えても死角がない完璧な布陣だ。
「どうせならチーム名決めようぜ。
これから冒険者ギルドとか登録するかもしれないしね。」
隆介は目を輝かせながら問いかけた。
「そうですね。いざという時役立つかもしれないですしね。」
とりあえず一人ずつ案を出してくれ。
「そうですね。強そうな名前がいいんでスペクター
なんかどうですか?」
「じゃあ俺はエンペラー。」
「じゃあ俺達はチーム遊○王で」
「じゃあ私は喜び組で♡」
うわぁロクなのねえ。
「じゃあ多数決で決めるか!!」
エンペラー2票
スペクター1票
チーム遊○王2票
喜び組1票
「多数決の結果喜び組になりました。」
「ええ!!審判おかしいだろ絶対!!」
「2票二組あったじゃないですか!!」
その瞬間辺りがこの世と思えないくらいの殺気に覆われた。
「なんか意見あんのか?あぁ?」
仕切ってる隆介とは別に殺意の波動を纏った玉ちゃんが発言した。
「ありません!!!」
隆介達は心底玉ちゃんを迎え入れた事を後悔した。
喜び組の皆は辺りを探索した。
やはり転生した時あるあるのスライムが現れた。
とりあえず戦えそうなミヤがスライムを殴り一撃で倒す事が出来た。
ミヤ レベルアップ レベル2に上がった。
能力値が増えた。
スライムは100G落とした。
やはり敵を倒すと経験値やお金がもらえるみたいだ。
「隆介さんなんか俺レベルアップしたみたいです!!」
「何か変わったのか?」
「いやステータスがかなり上がったすね。
多分俺日本で一番強いです。」
ミヤは自慢げに発言した。
「ちょっとそこの木殴ってみ?」
「オッケーです。」
ボコッ!!!
ミヤの拳は見事大樹にめり込んだ。
「すげえなミヤ!!」
「こりゃチートだわ!!この世界征服できるわ!!」
隆介達は心強い仲間がいることに歓喜に見舞われた。
「私もやってみようかしら。」ブォン!!!
玉ちゃんが全盛期の五味○典の如くオーバーハンドで木を殴った結果、大樹を軽々しくぶっ倒した。
「嫌だぁ♡木腐ってたのかしら♡」
隆介達は玉ちゃんの底知れない力に絶対逆らうことはやめようと誓った。
そして彼の職業はヒーラーという事を忘れることにした。