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破壊神

「マッスル様!!神殿が見えてきました。」


マッスル鈴木率いる近衛兵200はターマ教の神殿近くまで辿り着いていた。

近衛兵も幹部と引けを取らない実力となっている。

よって、帝国の最大戦力は恐らくこのマッスル率いる軍団であろう。



「あれが神殿か!中々壊しがいがある立派な建物だな。ん?」


「ようこそいらっしゃい。何か御用かしら?」


「何だお前?そしてその熊は。」


「私はこのターマ教の創始者。この子は私のペットのグリちゃん。私は布教活動に忙しいの。用が無いなら私は戻るわ。」


「おい逃げんな待て!お前等神殿攻め込むぞ!」


はい!


マッスル率いる軍はまんまと神殿の中に入っていった。

全員入ったことを確認し、玉ちゃんはレバーを下げた。


ガチャ


「うわぁああああ!!」


ドスン!!


「クソッ!こんな古典的な罠に!」

マッスル率いる軍は見事に罠にハマり、負傷した近衛兵も結構いた。


「回復使える奴は負傷したやつの治癒に当たれ。」


(クソッ!こんな古典的な罠にハマり、兵のフォローしなきゃならないなんて思わなかったぜ!)


「マッスル様!あそこに階段が見えます。」

近衛兵の視界の先に大きな階段があった。


「見る限り階段はあそこしか無い!だが絶対に罠が仕掛けてあるから気を付けろ!!」


「はい!」

流石に古典的な罠に引っかかっている為、マッスル率いる軍は慎重になった。


階段を暫く進んで行くと、やはり古典的な罠がマッスル達を襲った。

床が抜けたり、弓矢で襲撃されたり。だが一番効いたのはタレットの銃弾であった。

この世界ではタレットというものは存在しないため対処の仕方が分からなかったのだ。

多大な損害を喰らいながらも何とか玉ちゃんのいる部屋までたどり着いたが、戦力になる近衛兵は50人程になっていた。

(クソが!!どうなっていやがる!あの訳の分からない機械は何なんだ!うちの兵がバタバタ倒れていきやがった。)


「あら〜思ったより生きてるわね♡やるじゃない♡」


「ガウガウッ(やるじゃない)」


不気味な玉ちゃんと、家系ラーメン腕組みグリちゃんが部屋で待っていた。


「貴様等〜!!この俺を怒らせたのを後悔させてやる!!」

その瞬間思い切りマッスルは玉ちゃんにタックルを仕掛けた。


「中々良いタックルじゃない。このタイプの男は私が相手するからグリちゃんは残りの兵士やっちゃいなさい。」


「ガウッ?(多くないですか…?)」


「あ?」


「ガウッガウッ!!(やります!この命果てるまで!)」


グリちゃんは圧倒的な恐怖政治により洗脳されてる為、やるしかなかった。


(何なんだこいつ。俺のタックルを簡単に切りやがった…)


マッスルは玉ちゃんをテイクダウンし、マウントでボコボコにする予定であったが、簡単にタックルを切られてしまった。


この二人は完全に格闘家の戦いになっている。


「あんなタックルじゃ私を押し倒す事は出来ないわよ♡」

玉ちゃんは久しぶりのゴリゴリのマッチョと対峙し興奮し、鼻息が荒くなっている。


(何だあいつ…女の喋り方だが中身は絶対に男だよな…)

マッスルは得体の知れない恐怖を感じていた。


「来ないならこっちから行くわよ。

天使連打(エンジェルラッシュ)!」


「ぐわぁ!!」

マッスルは必死にガードするが威力が凄すぎて後退りしている。


(クソッ!使いたく無かったがしょうがない。)


マッスルはポケットから飲み物を取り出し、一気に飲み干した。


「ウォオオオッ!!」


飲み物を飲んだ瞬間にマッスルの肉体が変異しムキムキの体が更にデカくなった。

更に目は白目で全身の血管が浮き出ている。


「まっまずい!マッスル様が最終形態になった!」


グリちゃんと戦っている近衛兵はマッスルの異変に気付き怯えている。


「おい。オカマ野郎!!俺がこうなったからには誰も止められないからな?」


「誰がオカマだ?この野郎!!私はれっきとした皆のアイドルだぞ?かかってこいよ。偽物の筋肉!」


「殺す殺す殺す!!ウォオオオッ!」


マッスルと玉ちゃんはお互いの手を取り力勝負している。

「まさか本気とは言わないわよね?」

マッスルは最終形態になったのにも拘わらず力で押されている。


「何だと!?この形態でも押されているのか!?」


「せっかくタイプだったのにステロイド使うなんて許せないわ!!殺す!」

メキメキメキメキ


「ギャァァァ!!」


マッスルの腕が力負けし、骨が砕ける音が聞こえる。


「これで最後よ。「超天使連打(ウルトララッシュ)


「ギャァァァ!!痛い!痛いよぉ!!」


マッスルは力で負けた事が無かった為、今まで痛みた言うものを知らなかった。


痛みで発狂し、そのまま泡を吹いて気絶した。


玉ちゃん勝利




「さぁてこの筋肉男はちゃんと後で回復してあげるとして、グリちゃんどうかしら」


「ガウッガウッ!(ヘルプ)」

グリちゃんは結構な数の近衛兵を倒したが若干押されていた。


「あのアホ熊鍛え直さないとねぇ。」


玉ちゃんは覇王のオーラを出しつつグリちゃんの元へと向かっている。


「ひっ!ひぃ~!!」


近衛兵はマッスルがボロボロになって倒れているのを発見したのと、恐ろしいオーラを纏っている玉ちゃんが近付いて来るのを察知し、グリちゃんへの攻撃を止めその場から逃げ出した。


「ガウッ(助かった!)」


「おい。そこの熊!!お前はこれから毎日特訓な?そんな雑魚相手に苦戦しているようじゃ私のペットに相応しくないからな。」


「ガウッガウ〜(助けて〜)」


グリちゃんはどちらにせよ大変な目に遭いそうだ。















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