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社長の葛藤

「で説明してくれるか?社長。」


隆介は食事中に小倉さんを呼び出していた。


「はい。」


隆介はカグヤからエデンに帰る際に起きた出来事を小倉さんに話した。


「よう、あいつ等は奴隷でこの世界では人身売買が普通に行われてますと。酷ぇ話だな。」


「はい。助けてやった奴隷はうちの社員にするで了承得てます。女性は陳さんの手伝いして貰おうと思います。」


「まぁ妥当だな。だがこれからこう言った事が起こると就職先も増やさないといけないな。」


「と言いますと?」


「これからも困ってる人いたらうちで受け入れるんだろ?うちの仕事内容だと女性は働きにくいしな。」


「確かにそうですね。」


「そうなってくると、いよいよあれやるしかないな。エデンモールの設立。」


「エデンモール?」


「もうすぐこの大型ショッピングモールも完成だろ?こっちで店開くんだよ。そしたら女性も働けるだろ?アパレルとかあるし。カフェだってある。」


「そうなると他国の者達もうちで買い物したりする機会があるって事ですよね?結構危険じゃないですか?」


「危険だな。目立つからな。だけど手が無いわけではない。二瓶!」


「お疲れ様です。隆介社長に一つご提案があります。


「聞こうじゃないか?」


「ありがとうございます。最新鋭の警備システムアルサックの導入です。アルサックは敵感知能力に長けており、エデンに敵意を見なしてる者にアラームが感知します。警備ロボやタレットが感知した敵を撃退してくれます。小倉さんの職業と能力で購入できます。」


「アルサックだと…でもお高いんでしょ?」


「はい。10億G必要になります。」


「高い!高すぎる!」


「はい。警備ロボの導入と迎撃体制を整えるのでお金はすごい掛かります。エデンモールの外にも警備ロボやタレットなどを置くので。警備員要らずで人件費の削減にもなると思うので是非ご検討を。」


「金掛かるな会社運営は…二瓶君!わかった!買おう!今お金足りないけど集めてくるよ。」


「ありがとうございます。別にも色々な兵器関係だったり、バリアシステムだったりも提案出来るので是非お声がけ下さい。」


「隆介社長太っ腹(笑)まぁ安全に暮らすにはそれくらいの金がかかるって事だよ。それとエデンモールを運営するなら、ターマ教をこの世界にどんどん侵食させないとな。エデンモールはターマ教の監視下と言う事にしたいからな。」



「そうですね。ターマ教の信者をどんどん増やして、他国が攻撃しにくい状況を作らなければいけないですね。神殿の進みはどうですか?」



「どんどん立派になってるよ。周辺の開拓も進んでる。エデンからカグヤまでのインフラも大分整ってき来ただろ(笑)やっぱエデンの職人の腕は世界一だよ。」


確かに今まで森を抜けたりガタガタ道だった道路が着々と整備されてきていた。

隆介は職人達の仕事ぶりに感心していた。


「それともう一つ開拓しなきゃなんねぇ場所が出来たんだよ。」


「どうかしました?」


「ヤスとイケダ(いけちゃん)が魔物仲間にしてるだろ?もう一人職業で魔物テイム出来る奴がいんだよ。そいつがいる限り魔物との会話が首輪無しで出来るみたいで、どんどんエデンに引き入れてやがんだよ(笑)ただオークだったりゴブリンだったり最初は気持ち悪かったけど礼儀正しいし、力あるから労働力になるからこの際魔物と共存する区域も作ろうと思ってな(笑)」



「魔物と共存ですか…スケールがだんだん大きくなってません(笑)?俺の負担が…」


「まっ頑張って稼いできてな!社長(笑)」


隆介は初めて小倉さんの手腕を恨んだ。


「それと王子二人は、兄貴が高田の所、弟は田中の所に置くわ。特に弟の方は鍛冶に向いてるな。下手したら化けるぞあの弟。」


(ニコルソンにそんな才能があるなんて知らなかった。)


「とりあえず、まずは帝国の事考えよう。その次に奴隷だな。金稼がないとな…」


稼いでも稼いでも湯水に消えていく為憂鬱になる隆介だった。

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