金稼ぎ
「玉ちゃん!そんな大きい獣トラックに入らないからね!」
「そうよね…グリちゃん!私を乗せて走れる!?てか走れ!」
ガウッ!!
グリちゃんは敬礼し、四足歩行の体制になった。
「隆介!!私この子に乗って行くわ♡」
凄いデカい熊に跨る、ゴリゴリのオカマ、恐らくこれこそがこの世の終わりなのだろう。
「付いてこれんのかなぁ?まぁ玉ちゃんなら大丈夫か?」
改めて喜び組はトラックを走らせた。
もちろん並走してグリちゃんと玉ちゃんも来ている。
「…もう何も言わないようにします。」
隆介は竜の絆の反応を見て、苦笑いするしかなかった。
そうこうしている内に見なれた道に出てきた。
カグヤに繋がる道だ。
「流石にこのトラックと熊でカグヤの街はマズイから少し離れた所で停めよう。」
「グリちゃんこのトラック見張っといて。」
ガウッ!!
グリちゃんはトラックの見張り役だ。
「とりあえず、いくらか渡しとくから買い物でもしてて。無駄遣いしないでよ。竜の絆さんは私と同行願います。ビジネスの話もあるので。終わったら冒険者ギルド前に集合で。」
「了解しました。」
(パチ屋探すか。)
(とりあえず男の物色ね♡)
(うまいもんいっぱい食おう。)
各々の欲求が垣間見れている。
「こんちには。」
「これはこれは!隆介様ではないですか。それと竜の絆の皆様まで。今日はどういった御用で?」
隆介達はエドの店を訪ねていた。
「すいません。急に訪ねてしまいまして。実は少しの間領地を離れるので、ビジネスの話をしに来ました。」
「ありがとうございます。お待ちしておりました。私もあの酒の味が忘れられなく舌を舐めていた所でしたよ。(笑)是非私の店に降ろさせて頂きたい。」
エドは高級ワインの味が忘れられなく今か今かと待ちわびていた。
「そう言って頂いて有難いです。是非お願いします。それとこんな商品もあるんですけど。」
エドと隆介の目は¥になっていた。
「では隆介様、お約束のGでございます。」
「ありがとうございます。これからも良き関係でお願い致します。」
「それはこちらのセリフですよ。恐らく今回の取引きで他の商売人との差がさらに開きます。どれも素晴らしく、珍しい商品!!あぁ~何て素晴らしい一日だ!」
エドは歓喜に満ち溢れていた。
隆介も多額のGが入った。ビジネス大成功だ。
「では失礼致します。」
「また宜しくお願い致します。」
(さて待ち合わせ場所に行くか。)
「隆介さんは何故私達に商売の同行を促したのですか?」
確かに隆介の商売はエデンの中でとても重要な事であり、他のメンバーも見た事ない位の機密事項だ。
それを簡単に竜の絆には公開した。
「竜の絆さんにも直に商売をしていただこうかなと。勿論、最優先事項は冒険者ですけどね。」
「商売ですか?申し訳ないですけどあまりピンときてないですね。」
確かに竜の絆は今までモンスターの討伐しかしてない為商売には疎い。
「それはそうだと思いますよ。冒険者でモンスター討伐メインでしたからね。商売するにあたって看板って重要なんですよ。例えばあのS級ギルドが使っている武器です!とか聞くと冒険者の目に止まりやすかったりしますからね。」
確かに隆介の言っている的は得てる。
だがあくまで竜の絆がS級であればの事だ。
「私達がS級になるのを見込んでという事ですかね。」
「そうなりますね(笑)まぁこの先のことなんで分からないですけど出来る限りフォローしますよ。弊社には優秀な武器職人がいますからね(笑)」
竜の絆にパワハラをかける隆介と苦笑いの竜の絆の構図が出来上がった。




