エデンのアイドル
きゅぴー!
いけちゃんの腕の中に生まれた子はとても可愛く、見ている者全てがデレデレになった。
「よし、早速首輪を付けよう。」
いけちゃんはさすけに首輪を付けた。
するとカブちゃんの時と同様光が周りを包み込み首輪がジャストフィットした。
「パパ!パパ!」
何て可愛いんだ!
何て可愛いんだ!
皆がそう思っていた。
「パパ!ゴハン!」
「ゴハンだと…食べると言うことを理解しているのか。ちょっと待ってね~。」
正直今持っている食材は陳さんに作ってもらった生姜焼き弁当しかない。
行けるのか?と内心思いつつさすけにご飯を与えてみた。
ガツガツガツ!
「うまい!!もっと!!」
生まれて初めて食べた料理が陳さんの弁当だと恐らくこの世界のご飯では全てが薄口になってしまうだろうといけちゃんは危惧した。
「さすけちょっと待ってな~ヤス、カブちゃん一回ホームに帰ろう!ご飯ないし。」
こうしてチーム遊戯王は帰路についた。
しばらくするとホームに到着し、いけちゃんがさすけを紹介した。
「皆俺も使役出来たんだ!見てくれこの子めちゃめちゃ可愛いでしょ!さすけって言うんだ!可愛がってあげて!」
うぉお!!可愛い!ドラゴンの赤ちゃんか!?
おい!俺にも見せてくれ!
ホームの人間は皆おっさんばっかりなのでたとえ異世界の得体の知れない魔物でも子供なら大歓迎ムードだ。
「陳さん。さすけ腹減ってるみたいだからいっぱい食べさせてあげて!」
陳さん「あら〜可愛いトカゲね!!私の料理食べるよ。」
陳さんはトカゲだと思っている。
ガツガツガツ
ホームに戻ったチーム遊戯王は陳さんの料理を食べさせている。
「パパ!美味しいよ!」
とても可愛いドラゴンが陳さんのご飯を食べている。
ホームの皆は各々元の世界の子供に会えないせいか、皆えびす顔になっている。
おい!いけちゃん!!俺にも抱っこさせてくれ!!
おいさすけ!こっちに餌あるぞ!
ホームの皆はさすけをすぐさま受け入れ、まるで会社の敷地に迷い込んだ子猫のように接していた。
そうこうしている内に隆介達が帰ってきた。
他の喜び組の皆は二日酔いで爆睡している。
「何だそれ!とうとういけちゃん魔物使役したのか!!?随分可愛いな!!」
「あっ!小倉さん!お疲れ様です!森探索してたら死にかけのドラゴンに会って、子供託されました!」
「そりゃまたすげぇ話だな(笑)良かったないけちゃん!!そうなってくると少し話が変わってくるな…隆介。」
「何かあります!?」
「隆介!!単刀直入に言うが…ヤスといけちゃんをしばらくエデンに置いてくれ!!」
「えっ!?喜び組ではなく?」
「そうだな…正確には所属は喜び組だが、エデンの防衛の為に軍を作る手助けをしてほしいんだ。」
「なるほど。軍ですか。」
小倉さんは株式会社エデンを大きくするにあたり、ヤス、いけちゃんが魔物を使役していき人ではなく魔物の軍を作ろうと思っていた。
「正直、お前さん達は個人でこの世界ては異質な程の強さだろうよ。それこそS級のギルドにだってなれると思う。だがな、やはり喜び組がエデンを離れてる間誰がエデン守るんだ?俺らに力があれば守れるが俺は戦闘向きじゃないしな。戦えるのそんないねぇだろ!?」
確かにエデンには、各分野のチート職人がいたりするが実際他国から急に戦争仕掛けられたら戦えるかは分からない。
したがって小倉さんはヤスといけちゃん、カブちゃんとさすけ?をエデンに残し防衛してもらいたいのだ
。
「恐らく今回いけちゃんが使役したドラゴンはこれから馬鹿みたいに強くなる。それはもう分かるんだ。エデンの皆が父親代わりだからな(笑)だからしばらくヤスといけちゃんには魔物を使役してもらいたい。」
「俺らは別に構わないっすよ。キリッ」
ヤスもヤル気満々だ。
「分かりました。しばらくヤスといけちゃんはエデンに残します。とりあえず喜び組の戦力としては今で十分なんで(笑)ヤスといけちゃんの使役するアイテムの首輪をありったけ買い込んどきます。ヤス頼んだぞ!」
「うす!キリッ!」
こうして新たに株式会社エデンの新たな役職として軍事部長のヤスといけちゃんが決定した。




