職業
「ヤスお前職業何だったんだ?」
「昆虫博士...何ですかこの職業!?俺のスペックなら勇者やら戦士でしょ!!
俺虫好きな一面見せてましたっけ!?虫好きでも嫌いでも無いっすよ俺!!どうしてだよ!!」
ヤスはこの世界で負けを確信した。
「おっ…おう。まぁ…ドンマイ」
隆介は悲しそうなヤスを見て何ともやりきれない気持ちになった。
ヤスがここまで感情を剥き出しにしたことは無く、本当にショックだったのであろう。
「そういえば職業の能力ってみんな何だ?
俺の能力もしかしたらメチャメチャ使えるかも。」
職業 売人 能力 スマホで元の世界の物を注文し手に入れることができる。レベルが上がれば注文できるものが増えていく。
注文したものはアイテムBOXに追加される。
注文するには今いる世界のお金が必要である。
ようはこっちの世界でのお金で日本の物が買えるってことだよな。
アイテムBOXってのも指をスライドさせたら項目にあるわ。空き500って表示されてる。
「それメチャメチャ良くないすか?
俺らのスマホ圏外ですけど隆介さんのは使えるんすか?」
「いや連絡手段はダメみたい。何か注文ページみたいな画面があってそこからジャンル分けされてるわ。」
「いいなあ~俺は」
職業 ギャンブラー 能力 この世界で起きる全ての賭け事や選択肢に有利になる。
レベルが上がるごとにその効果は増大される。
「いやお前のスキル、メチャ当たりだろそれ。」
「確かに見た感じ当たりすけど賭け事や選択肢ってよく分からないですよね。
でも隆介さんのスキルと相性良さそうですよね。俺稼ぐんで酒とか買ってくださいよ。」
「確かに相性いいなあ。勿論。沢山稼いでくれよ(笑)」
ミヤの職業は?
職業 ヤンキー 能力 どんなに強い敵が現れても臆することなく対応できる。また通常の人より身体的能力が高い。レベルが上がるに連れてその効果は増大する。
「これもいいなあ。モンスターとか出てきたら是非お願いしたいね。」
「任せといて下さい。ボコしてやりますよ。」
ミヤは元々空手の黒帯で暴走族時代喧嘩無敗であった。
一平も同じく喧嘩が強く敵対してるチームから恐れられていた。
したがってステータスは一平もそこそこ高かった。
「ヤスお前は?」
僕はですね~
職業 昆虫博士 能力 昆虫に詳しい。レベルが上がるに連れてその効果は増大し、昆虫と出来ることが増える。
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