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圧倒的強者

「たかし!!こうだい!!あいつはヤバイから慎重に行くぞ!!」



「あいつとやるの?俺らの弓効くの?」



確かにヘラクレスウォリアーの装甲は普通の弓では中々削れないであろう。



「スピードでなんとかしよう。短剣持ってるか?たかしに援護射撃してもらってその隙に懐に突っ込もう。」



「持ってるよ。了解。たかし頼んだぞ~」



「了解。行くぞ~」




そういって弓を5発程ヘラクレスウォリアーに打ち込んだ。




しかし弓は装甲に弾かれ、たかしの方にヘラクレスウォリアー向かった。




その瞬間ザキとこうだいのスピードに乗せた短剣の攻撃をヘラクレスウォリアーの腹部にぶち込んだ。



ぐひーッッ!!



見事短剣の攻撃はヘラクレスウォリアーの腹部に刺さったが、直ぐ様反撃の体勢に入った。




ヘラクレスウォリアーHP59000



「今の一撃で1000しか喰らわねえのかよ」



「流石にヤバイよザキ!!あいつ怒ったのか体が紫色になってるよ!!」




ヘラクレスウォリアー撃退モード 能力上昇


グヒーッッ!!


ドーンッッ!!



その瞬間、ヘラクレスウォリアーは二人に突っ込みこうだいがもろに喰らってしまい吹き飛ばされた。




「やっ..べぇわアイツ....」



こうだいは急所こそ逃れたものかなりのダメージを受けてしまった。



「大丈夫か!!ひとまず一回避難だ!!あいつはヤバすぎる。」



ザキとたかしは合流し、こうだいを背負いなが退却の姿勢に入った。





「おいテメエ!!俺の連れに何やってんだ?」


ヤスには珍しく怒りの感情を露わにしている。


いけちゃんは隠れている。




「ヤス!!お前じゃ無理だ!!逃げるぞ!!」



ぐひーッッ!!!ドーンッッ!!!



ヘラクレスウォリアーの角の突進をヤスはモロに喰らった。




「言わんこっちゃない...ってえぇぇッッ!!」



ヤスはヘラクレスウォリアーの角を両手で受け止めていた。




ヤス「ごめんザキ!!俺自分の能力ちゃんと見てなかったんだけど昆虫には強いみたい。」



インセクターの能力の一つ、インセクターの覇気は昆虫を従えるために備えられた能力で、対昆虫戦では能力超向上し、圧倒的な力を発揮できる。



「ちゃんと見とけよ!!こうだいふっ飛ばされてんだぞ!!」



こうだいはヘラクレスウォリアーの一撃で吹っ飛び恐らくアバラの何本かは折れているだろう。



ヤス「ごめんこうだい!!後で玉ちゃんに治してもらえるからそれまで生きてて。」



「バカ野郎!!死にかけてねぇわ!!玉ちゃんに治してもらうとかその代わりに何か俺失うとかないよね?大丈夫だよね?」


ヤス「多分大丈夫。」




「多分って何だよ!!とりあえずそいつぶっ飛ばしてくれや!!」



ヤス「分かった!!たかしといけちゃん手伝って!!」




「おうよ!!亡きこうだいの恨み!!」



いけちゃん「任せて!!鉄パイプで退治するよ!!」



いけちゃんは手伝ってって言うと手伝ってくれるいい子だ。



ヤス「ありがとう。じゃあ行くよ!!オラッッ!!」



ヤスは地面に思い切りヘラクレスウォリアーを叩きつけた。




オラオラオラオラッッ!!!!



ボコッッ!!ボコ!!ボコ!!



フギャーッッ







(何て強者だ...この私が手も足も出ないなんて...世界は広いのだなぁ...)



ヘラクレスウォリアーは別の森に生息していたがあまりに強く一度も負けたことのない魔物であった。



ヘラクレスウォリアーと戦える者が居なくなった為、この森に住まいを移した。



力こそ全ての脳筋タイプな為、圧倒的な力によりねじ伏せられた今ヤスの偉大さをふつふつと感じていた。



(出来るならこの人に教えを請いたい...この圧倒的強者の元で...)



そう思った頃にはヘラクレスウォリアーは意識が遠退いていた。




こうしてヤス達はヘラクレスウォリアーとの勝負に勝利し、瀕死のヘラクレスウォリアーをホームに運んだ。



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