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違う世界

ヤス!!大丈夫か!!



イタタタタ...一体何がどうなってんですか。



ヤスは自分が置かれてる状況が掴めず、困惑している。



とりあえず全員揃ってるか確認しよう。

一平とミヤいるか?



一平 「隆介さん大丈夫ですか!?」



ミヤ 「どうなってんですかこれは!!」



隆介と同じ現場にいた下っ端の一平とミヤも困惑している。



一平とミヤはまだ20歳になったばかりだが仕事は早く、隆介とヤスはとても可愛がっている。



一平とミヤも隆介達を尊敬しており、とてもいい関係性だ。



元々暴走族に所属していた名残りか一平とミヤの風貌は元ヤンキーとすぐわかる。曲がったことが嫌いで、人情味があり、後輩からも物凄く慕われている。



「みんな落ち着いてよく聞いてくれ...今のこの状況から察するに、恐らく俺らはこの現場丸々違う世界に飛ばされてるみたいだ。」



「えっなんて?」



ヤスが乾いた返事をする。



「いやこのパターンは確実にそうだぞ。何となく指を前でスライドさせたらステータスみたいの出てるもん。これ絶対転生してるやつだよ。」



隆介はアニメの見すぎで状況をすぐに飲み込んでいた。



「いやマジすか。どうなってんですか本当に!てかなんでこの意味わからない状況なのに若干嬉しそうなんですか。」



ヤスは隆介の状況の把握力とニヒルな笑みが気持ち悪く思えた。


「すまん。まさか見てた世界が現実になるとは思わなかったからさぁ。」



「隆介さん、ヤスさん。おれには状況が理解出来ません!!

なんすか転生って今日スロット打ち行く予定あるんすけど!!」



「俺も理解出来ません!!なんすかステータスって!!」



「試しにスライドしてみな。自分の能力値みたいなやつが出てるのと職業みたいのもあるみたいだぞ

俺は売人って書いてあるわ。」



どうやらステータスと一緒に職業の欄があるみたいだ。


隆介 レベル1 職業売人 HP F 攻撃F 魔力F 素早さ E MP F 運A



運だけ高ぇ。てか何だよ売人ってどうせだったら勇者が良かったわ!



「お前らは何だったんだ?」



一平 「俺職業ギャンブラーですわ(笑)違う世界らしいですけどスロットありますかね?」



ミヤ 「俺はヤンキーって書いてあります。なんだよこれメチャ恥ずかしい。」



(リーダーの隆介さんが売人って事はもしかしてワンチャン俺勇者あるんじゃね?

俺顔もそこそこイケメンだし、前剣道やってたし。)



ヤスはこの世界での勝ちを確信し、ニヒルな笑みを浮かべながら指をスライドさせた。



ヤス 職業 昆虫博士

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