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進化

「食料調達組は俺に任せて」



そういって前に出てきたのは、はなざき(以下ザキ)だ。



ザキの職業は狩人能力は人よりも五感が鋭く、遠距離武器に長けている。



日本ではFPSゲームが好きで時間があればやっており大会の出場経験もあるガチ勢だ。





同じFPSゲーム好きのたかしとこうだいもザキと共に狩人だった為、食料調達組に入るそうだ。



「助かるよ。武器どうしようか?」



「とりあえず隆介さんのチート職業で銃とか出るまではこれ使うよ。」



そういって弓と矢と短剣を出した。



「ええ!!何これすげえちゃんとした弓と矢じゃん!!短剣に至っては店売り出来るんじゃね?どうしたのこれ?」



「傘職人のおっちゃんが急に武器作り初めてさぁ

、頼んだら作ってくれた」



「マジか!!傘職人の田中さん武器作れるようになったの?」



「うん。だから試しに俺ら森の魔物狩りにいってたよ。凄い良い弓だから魔物に当たる当たる。倒したの持ってくれば良かったね。」



ザキ達は自らモンスター退治に励んでいたみたいでその武器の使いやすさも肌で感じていたらしい。




「田中さんいる?」




「あっちで溶接してるよ」



見てみるとそこには、溶接面をつけている髭まみれの小さいおじさんが仕事に励んでいた。




「田中さん!!」



「おう!!隆介か!!どうした。」



そういって田中さんは溶接面を外し凛々しい顔で隆介を迎えた。



「田中さん武器作れるようになったの?」



「おう!なんか知らねえけど傘ばっか作ってたら、急に飽きて来てよ~そこら辺の鉄見てたら武器作りたくなってよ、こりゃおかしいと思ってステータス見たら職業が傘職人から武器職人に進化しましたって出てたんだよ!!」




「職業の進化?ってこと?」



「おいも分からねえけどよ。その進化しましたって画面見たらおいの体も変化してよ、気付いたら髭ダルマになってたぞ!!」



確かに田中さんは背こそ低かったが髭ダルマでは無かった。

つまりレベルアップすることにより職業が進化し、更なる恩恵が得られるって事か!!



只体の変化はちょっと嫌だな。




「今は只、武器を作りてえわ。より強い武器を」



すげえ心意気だな。



「とりあえず田中さん武器製造係にしても良い?」



「もちろん任せとけ!!美味え酒用意してくれ」




まんまドワーフじゃん田中さん。



こうして武器製造係の長に田中さんが任命されその周りの取り巻きが補助として入る事が決定した。




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