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第8話 過去①


 それは、今から八年前に遡る。当時の彩斗は八歳であり、幼くも将来を優秀な魔術師として活躍するだようと多くの人に期待されていた。


 彩斗の実家である黒金家は、日本にある魔術家の中でも世界的に有名であり、日本の七大名家の一つに数えられていた。彩斗は黒金家の長男として生まれていた。


 そんな中、彩斗が八歳になった時、父親から「自分専用の魔導兵器を持ってもいい頃だな」と言われていた。名家の中では、早い段階で専用の魔導兵器を持つ習慣があり、彩斗も専用の魔導兵器を持ってもいい頃合いだと言われた。


 彩斗はそう言われた日からどんな魔導兵器を買いたいかを考えていた。魔導兵器には様々なタイプがり、人型、動物型、武器型、万能型、複合型の五種類に大体分けられる。


 人型は人の形をしており、主に生活面に役立ち、戦闘の面では活躍する事が少なく、戦闘で使う人はあんまりいない。


 動物型は様々動物の機体があり、戦闘方面に活躍する機体が多く、遠距離を得意とする魔術師には人気がある。


 武器型は、人型や動物型の様に自立制御の機能はなく、主に魔術師の武器、刀や銃といった魔術師が自ら先頭に立って行う事が多く、ほとんどが使う人はいない。


 万能型は、人型や動物型、武器型といった特定の形がなく、様々形に変形できる機体であるが、扱いが難しく、上級者向けの機体である。


 複合型は、二つのタイプを融合させたきたいであり、例えば、人型と武器型、動物型と武器型といった二つの特性を持つ機体である。


 また、魔導兵器にはそれぞれ得意不得意があり、人型は生活面に使う事が多く、戦闘方面は大体不得意であり、動物型は強力であるが、魔術師本人が狙われやすい。武器型は魔術師本人の戦闘力をアップするが、他の機体を使う事ができない。万能型は様々タイプになる事ができるが、他のに比べ性能が一段階程落ちる為、器用貧乏だとも言われている。複合型は、二つの機能を持つ貴重な機体であるが、扱うには多くの魔力と制御力、といった様々な能力がいる為、扱える人は一握りである。


 そんな複数のタイプから自分に合う機体を選ぶ事は今の世界で生きる魔術師には人生最高の日であり、彩斗もその例に漏れずに期待に目を輝かせていた。






 日本某所のある街。そこは魔導兵器の店で賑わっていた。ここは日本でも有数の魔導兵器多く取り扱う街で庶民向けの機体から高級機体まで様々機体が並んでいた。


 彩斗はその光景に目を奪われていたが、父親に促されある店に向かった。そこは黒金家が贔屓にする店の様で高級な魔導兵器が多く並んでいた。


 店主は父親と話をしており、彩斗は一人で店の中を見ていると不意に店の奥の方が気になり、進むとそこは高級な機体とは違いまるで、魔導兵器の墓場みたいな所であった。


 すると店主が来て「ここは買い取った機体の使える部品だけを取って、後は処分する場所」だと店主はいった。彩斗はバラバラになった魔導兵器はかわいそうだと思ったが、父に促され、その場を後にしようと思ったがふいに、一体の人型の機体が目に留まった。機体はボロボロであり、目は片方なく、髪はボロボロであるが何故が彩斗は気になったがその場を後にした。


 その後は様々機体を見たがあの、機体が頭から離れなく、もう一度あの機体を見に行き、実際に触った時に彩斗は体に電気が流れた様な感じになり、彩斗はこの機体をほしいと父に言ったが最初は反対されたが、熱烈に説得すると父も折れ、許可を貰えた。


 これが彩斗と眼の前にいるレイシアの最初の出会いである。

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