表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/68

第1話 現状


 黒金彩斗は、目を覚ました瞬間、また負けてしまったと感じた。彩斗は入学してから一度も勝利をしていなく、いや、中等部時代から負け続けている。


「おや、最弱の魔術師君が目を覚ました様だよ!」


 彩斗の近くで大声でそう叫んでいる一人少年、先程の彩斗の対戦対手の大黒正輝は彩斗を馬鹿にする様な視線で見てきた。


「いやいや、ある意味尊敬するよ。魔導兵器も用意しないで、生身で戦いを挑むなんて、いくら何でも僕には真似する事ができないからね!」


 正輝がそう言うと、周りの生徒はクスクスと彩斗の事を見て笑っている。


 魔導兵器には様々タイプが存在し、過去のデータによると、一体で都市を壊滅させたと言う記録が残っており、全世界で共通のランクが存在している。

 S、A、B、C、D、E、Fの七段階に分かれており、中にSランクより上の魔導兵器が存在するとも噂されている。


「まあ、しょうがないよ。学年でもトップクラスの僕と僕のライオネルが相手ならね!なんでいっても、僕のライオネルはBランクだからね!」


 正輝が自慢する様にそう言う。実際に生徒の中でBランク以上の魔導兵器を持っている者は全体でも、上位の生徒しか持っていない。


「ま、君の場合は僕の魔導兵器以外にも負けると思うけどね!」


 彩斗はその言葉を聞き、逃げる様にしてその場を去った。


 

 よかったら、感想、評価、登録お願いします

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ