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農耕民族

作者: 雪つむじ

狩猟民族と違うところは

そう

僕たちの世界はとても狭く

知っている世界から出ず

そう

定住という安定と

安定した収穫と

成果と

そういったもろもろと引き換えに

自分の足を

地面に縫い付けて

種を撒き

育て

収穫し

枯れていく畑を

耕し

ときどき空を見上げ

ときどき地面を見つめ

自分が蒔いた種が

きちんと芽を出すのか

育つのか

見届ける


何のため?


理解できない行動が

ただただ

続いていく

収穫したところで

自分の口に入るかはわからない


撒いたのはどこの畑か

僕の畑か

君の畑か

それは誰かの頭の中か


そんなの簡単

撒いたのは頭痛の種だから

ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 最後の一行がとても印象に残りました。
2018/05/02 20:54 退会済み
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