痴漢
長い間放置してました・・・すいません
これから頑張ります!出来る範囲で。
・・・待ってない?そうですか・・
「だから、私はやっていない!」
「いい加減にしたらどうです、素直に認めたらまだ情状酌量の余地も・・・」
「必要ないね。私は潔白だ」
問い詰められていながらもタバコを止めない男の正面に腰掛けた駅員はため息をついた。
「意地を張らないでください。そうすればあなただって今日中に帰れますよ」
「なぜ、信じてくれない。私はやってないと言っている。」
「しかし、目撃者が証言しているんです。」
「だから、どうしたというんだね」
「このようなケースは被害者のことばが絶対的に有利なんですよ」
そう、痴漢事件は被害者の意見が全てと言っても過言ではない。故に、有罪率は99.9%である。反面、その分冤罪も多いわけだが。
「認めてくれれば、裁判とか面倒なことしないで書類だけで済みますよ」
「日本国憲法において、自白の強要は禁止されている。この事に関して無能な貴社を相手に裁判を行っても私は差し支えないが」
男は強い口調できっぱりと宣言した。この態度には駅員も困り果てた。
正面の声は私に言わせればねとグチグチと不満をこぼす。
「大体、証言者の戯言を100パーセント信じるあんたらの方がおかしいね。証言したやつは俺と少し距離があったじゃないか。この会社の社員は皆、こうなのかね?まるで使えない、頭の硬いやつばっかり・・目撃者とやらも、きっとあんたらと同じ馬鹿に違いない」
「それはお門違いなんじゃないですか。わざわざ、勇気を出して告発した人ですよ。証言は信用に足るものです。あなたの神経が信じられない」
「被害者に確認をとったのかね」
まだですよ。たしかにあなたと決め付けるには少し弱いかもしれない。と言う返答にそれ見ろ、こんなの茶番だ。と喚く男に、
「彼女は今ショックで精神が不安定なんですよ。誰にも顔を向けようとしない。でも、時期に証言してくれると思いますよ。こいつが犯人だ。って」
そうこうしている間に部屋のドアからノックの音と、被害女性を連れてきました。と言う部下の声。
どうぞ。と女性を部屋に入れると事件は決着に向かった。
「・・・すいませんでした。」
「反省してくだいさいよ。またこんな事がない様にしてください。今回は裁判沙汰にはしませんが、洒落にならない」
そうやって男は駅を後にした。
世の中にはいろいろな趣味を持った人がいるが、あんな子を狙う男なんているだろうか。部屋に入った瞬間に駅員はそう思った。あんな不細工なものに手を出す奴も、頑張って助けようとする奴もなかなかいないものだ。
長い間書いてないと書き方とか色々わからなくなりますね。
自信もなくなりますね。