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詩全集3

ビターMixスウィート

作者: 那須茄子

泡立つミルクティー

ビターな沈のかけら


擦れた理想は

私の特技じゃない

でもね傷ついた分だけ

優しさに変換できるの


閉じ込められたって

ガラスの匙なら

光は通る

反射した景色に

少しだけ希望を混ぜて


空っぽのパレットに

色を足すのは

誰かじゃなくて

私の“いま”


だから

小鳥じゃなくて

風になってみるよ

誰にも触れずに

誰かを撫でるように


鳴いていたのは

青じゃなくて

透明な鳥

陽が沈むたびに

逆光で輝くよ


チョコレートは溶けて消えるけど

苦みはずっと残る

それでもその残り香が私を甘くする

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