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テルル(新版)  作者: 丘源


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1/7

プロローグ 拝啓、近くて遠い貴方へ

読みやすいように改行と文の修正を入れた同名過去作のリメイクです。中盤まで手直ししましたがちょこちょこ書き足してあります。

中盤以降は完全に書き直したいので更新がぐらつくかも

 夜空に燦燦と蒼く輝く一番星テルル。

 この星はいつもきまって最初に光り出すのに、そのくせ夜空で一番明るくて、他の星たちの立場を奪ってしまいそうだ。

 手が届きそうなほど近くにあるのに、でも届かない。

 近くても、絶対に届かない輝き。

 それでも、蒼く、蒼く、どこまでも蒼く。

 僕の心を鷲掴みにして、千々に僕の心を切り刻んで。

 僕の感情を、心を、魂でさえも、身勝手に振り回し続けるその星は。

 その蒼い輝きで、僕の胸にどうしようもないほどに懐かしい古傷をつけて。

 いつまでも僕の心に残り続ける、えぐり取るように生々しく、痛々しく、昨日のことのように感じられる、あの頃を僕の魂に刻んで。

 そして、君はこんなに近くてこんなに遠くに行ってしまった。

 最近、君はその乳白色の雲を閉ざし続けていて、蒼い輝きを見せてはくれないけど。

 あいにく一昨日は曇りだったけど。

 昨日も曇りだったけど。

 今日もきっと曇りで。

 たぶん明日も。

 でも、その雲が晴れたとき、君がまだいるかはわからないけど。

 まだそこに君というまばゆい輝きが残っているかわからないけど。

 それでも、そのいたずらっぽく笑うその顔で。

 あの頃のように、輝く一番星のようなその瞳で。

 もう一度だけ、もう一度だけでいいから。

 輝いてほしいと、もうずっと、そう願っている。

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