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マージナルヒーローズ チームC  作者: ツヅミグサ
3/14

出動!ヒーローよみんなを救え!! その2

『マージナルヒーローズシナリオ集 マージナルストーリーズ』収録のシナリオを使用しております。


ネタバレ等ご注意下さい。

 敵はアビスパイダー一人にお付きの戦闘員が一人、道を塞ぐようにさらに戦闘員が二人の計四人といったところ。


 最初に動いたのはチリー。手元のデバイスを操作すると桜色の長いツインテールの女の子が出てくる。


「いくっすよ、サクラ。『パフォーマンスステージ』、『エクステンション』、クラッシュシャウトっす」

「わかったよ、マスター♪」


 するとサクラと呼ばれたツインテールの子がどこからかライトを浴びながら盛大に叫ぶ。その音波で戦闘員が二人消し飛ぶ。

 これが「オトダマ」の力というやつだろうか。なかなかやるではないか。


 しかしアビスパイダーもやられたままではなかった。

「いくぞ!『エクステンション』『ライジングサン』『ス」

「そこです、『ナイトメアムーン』」


 アビスパイダーが纏った光をロクモンが打ち消す。ありがたい。


「まだまだぁ!『グレイトサクセス』『スクランブルアタック』!!」

 そう叫んでクモの巣を放ってきた。あまりの速射に避けられない。全員が甚大な被害を受けてしまった、畜生め。


 まだアビスパイダーは行動を続ける。近づいてウチらに六本腕の爪で切り裂いてくる。しかしそうはさせてやるものか。今度はウチが邪魔をする


「『ナイトメアムーン』」


 アビスパイダーの動きが急激に鈍くなる。全員余裕で躱すことができた。ついでにエリート戦闘員の攻撃もロクモンは回避していた。流石シノビというだけある。

 固まっているのは不味い。ウチとロクモンは距離を取ってアビスパイダーを攻撃する。


 まずはロクモンから。

「『ライジングサン』『不忍』『天変地異』。行きますよ、シノビガン!」

 ハンドガンのような物をぶっ放す。お前それでもシノビか?


 とはいえ結構削ったようだ。なんなら、エリート戦闘員は消し飛んだ。ウチは少し温存しても大丈夫だろうな。


「『ハイライト:攻撃』、インテンスキャノン!」


 砲撃をぶちかます。チースペ(拳銃)とは比べ物にならない火力だ。惚れるぅ!

 ついでに自分のアーマーも回復しておく。これが命を繋ぐとオオサカで学んでいるのだ。


 チリーとサクラがライトアップを受けながらマイクに口を近づける。


「サクラ、『終焉の絶唱(フィーネ)』っす!」

「LaaaAAAAA!!」

「ボリュームアップ!『スーパーアタック』『リブートコマンド』『スーパーアタック』っす!」

「LaaaaAAAAAAAAA!!!」


 さっきとは比べ物にならない大音響だ。耐えきれずアビスパイダーは吹き飛び、空中で


「馬鹿なァァァァ……!!」


 と言いながら塵と化していった。これ私要らなかったのでは?いや、考えるのは止しておこう。ともかく無事任務完了だ。


 HAに帰ると総帥ブレードが迎えてくれる。

「よくやってくれた、ヒーローたち。オーディナリーと大きな怪我なく全員救出できた。またヴィランが現れたらまたよろしく頼む」


「わかりゃっしたー」

「了解っす」

「分かりました」


 と返事をして各々自らの部屋へと戻るのだった。

これにてシナリオ終了です。

次回もご期待下さい。


☆を付けていただけると幸いです。

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