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天空の花嫁

パパス王とマーサについて追記予定。

カッチカッチカッチ


ここは大きな城の王間、

そこでウロウロとしているのはここの主である

パパス王だ。

王と言っても、もし王族の服を着ていなければ歴戦の戦士と言われても疑わないほどには鍛え上げられた肉体をしている。

その堂々たる雰囲気の王をここの国の人たちは尊敬していた。


そんないつもとは違う様子を見せる王を半分呆れ、半分心配の様子で声をかける大臣

大臣「パパス王・・・、お気持ちはわかりますが・・・

少し落ち着いておすわりになってはいかがですかな?」

と声をかける


パパス「う うむ・・・・。そうだな・・・。」

そういって王座に座るもやはり落ち着かなく、またすぐに立ち上がりウロウロしてしまう。


カッチカッチカッチ

しかし今日はやけに時間の進みが遅く感じるし、時計の音が大きく感じる。

自分の心臓の音のような気さえしてくる

すると、背後の階段の方から駆け足で近づいてくる音が聞こえてくる


それは城の外に住んでいるサンチョであった、

急いできたためか顔には大粒の汗をかいている

サンチョ「パパスさま パパスさま! お生まれになりました!」

パパス「そっ そうか!」

そう返事するや否や、パパスはすぐに駆け足で階段を上り、王家の寝室に走る。

王室の前に行くと、妻の世話役の女がいた。

*「パパスさまおめでとうございます

ほんとうに かわいい たまのような男の子で!」

まるで自分の子のように喜んでくれている、その気持ちはとてもうれしい。

しかし、正直すぐにでも妻のもとへ向かいたい

パパス「うむっ。

とだけ答え、すぐに部屋に入り妻マーサのもとへ向かう

妻であるマーサはベッドに横になっていた。これまでみたことがないほどに衰弱している

マーサ「あなた・・・。

弱弱しそうにだが笑顔でこちらを向いてくれる

パパス「よくやったな! おうおう このように 元気に泣いて

さっそくだがこの子に名前をつけないといけないな。」

パパス「う~ん・・・・・・・」

無事に生まれてくるだろうかと考えてばかりいたので、生まれてくる子供の名前を考えるのを忘れていた。私は時折こういったことをするのだ、しかし大体勢いで解決する

「よし うかんだぞ! トンヌラというのはどうだろうかっ!?」

我ながら会心のひらめきだ

妻はそういうと少しの間ののちに

マーサ「まあ ステキな名前! いさましくて かしこそうで・・・。

でもね わたしも考えていたのです そら というのはどうかしら?」

私の妻、マーサは不思議な女だ。性格が不思議という意味ではなく、王様という身分の私ですら手にあまる生まれなのだ。そして性格は完璧だ、そしてまるで未来が予知できるのか思うほどに、先のことが見えている。俺にはもったいなさすぎるいい女なのだ。

結婚するときはとても苦労したものだ。しかしマーサと結婚できるのであればどんな障害ですら乗り越えよう


行き当たりばったりの俺とは違って、もちろん子供がうまれたときのことも考えていたのだろう。しかし

パパス「そらか・・・・。どうもパッとしない名だな。しかしおまえが気に入っているならその名前にしよう!」

そう言って生まれたばかりのわが子を抱き上げた、そして神に聞こえるように声高らかに叫んだ

パパス「神にさずかったわれらの息子よ!きょうからお前の名はそらだ!」

マーサ「まあ あなたったら・・・。」

そんな様子を見てマーサは笑っていた

マーサ「うっ・・・ごほんごほん・・・」

パパス「おい!どうした?大丈夫か!?」

急にせき込むマーサを心配する。

そうして

愛がある、冒険がある、人生がある

親子三代にわたるストーリーが始まる










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