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僕の君  作者: そよかぜ
3/45

僕の君3

みなとは、さくらを見ると、少し気まずそうな顔をした。

みなと「悪かった。少し言い過ぎたよ。」

さくらはみなとを見て何も言わなかったが、みなとはさくらの表情で何を言いたいのか分かった。

みなと(しょうがないわ、許してあげる。ってか)


さくらはまだ、グスグス泣いているさつきの頭を優しく撫でている。

もはや、可哀想だから撫でている。のではなく、撫で心地がいいのと、可愛いから撫でている。

みなと(全くこいつは、いつも情に流されやすい。)


さつき「お姉ちゃん好き。あいつ嫌い。」

みなと(こ、こいつ。)

みなと「じゃあ、さくら。どうする?どうやって暗黒街を照らす?」

みなとはさくらを大きく目を見開いてわざとらくし聞いた。

さくらは撫でていた手を止めた。人差し指を口に当てて少し考えた。

さくら「それは、考えちゅう?」

みなと「何で疑問形なんだ。」

さくら「あはは…とにかく!私はさつきちゃんの味方だからね!」


3分後


さくらはさつきの頭を満足するまで撫でた。落ち着いたさつきを椅子に座らせた。

ココアを出して木の机に置きさつきにあげた。

さくらはさつきの斜め前の椅子に座り空を見上げた。

さくら(どうしよう。さつきちゃんの手前、やるっていっちゃったけど。何も思い付かないな。私の魔力がもっとあったらな。そうか!私の魔力が上がればいいんだ。)

さくら「みなと!」

みなと「おぅ!なんだよ。いきなり大きい声出して。びっくりしたじゃんかよ。」

みなと(さくらの目がキラキラ光っている。嫌な予感がする。)

さくら「私は魔法学校に行きます。」

みなと「はぁ!?」

さくら「はぁ!?って何よ!いい案だと思うけど!私の魔力が上がれば当然光も強くなる。さつきちゃんのお願いに一歩近づけるわ。」

さくらは両手を胸の前に合わせてそう言った。

みなとはさくらの無知と楽観に呆れて力が抜けたように言った。

みなと「お前なぁ。魔法学校は基本16未満じゃないと入れないだろ。お前はいくつだ?」

さくらは口を尖らせて言った

さくら「18さい。」

みなと「そういうことだ。」

さくらは口を尖らせたまま考え始めた。

さくら(学校以外の方法。学校以外の方法。学校以外の方法)

さくらは背筋を一気に伸ばした。

さくら「はい!閃きました。探検家になります。いまだ未開の地を探検し、ぶっつけ本番現地にて魔力の増強をはかります。いかがでしょうか?」

みなとはキラキラ光っているさくらの目に困惑した。

だが、その目を裏切ることは出来なかった。

みなと「わかったよ。」


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