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夢のあとさき
次は君の番だねと、肩を叩かれた。それは決して強い力では無いのにとても重みがある……そんな叩かれ方だった。
路々と、歩いて走って来た後ろを振り返れば、他の道へ行った人、大きな穴にはまって声だけが聞こえる人、目の前の岩を壊そうとしている人……。少なくない数の人がいた。でも、私の横を一緒に歩いていた人たちは随分と減っていた。
疲れで自分も、ふっと倒れそうになった時、そっとまた背中を支えてくれるものがある。
あの人、この人、見知らぬ、でもどこか見たことがあるような人。
倒れてもいい。でも、この道の先の未知を知りたくば、歩くしかない。
傾斜はどんどんきつくなり、皆這いつくばるように登っていく。でもその先へ。その先へと。
自分の満足のいく何かを掴むまでは。
まだ
ずっと歩いて、登ってするのだろう。
夢のあとさきへと。




