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ゾンビな一日
「くそぅ! なんでこんなことに!」
朝目覚めれば、管理人さんはゾンビに。隣の奥さんもゾンビに。町内会で挨拶しているご老人もゾンビになっていた。
それでもなんでも通勤の為に駅に向かえば、溢れかえるはゾンビゾンビ!
「満員ゾンビだとぉ!」
『車内混み合いますので、ご注意くだゾンビ~』
だめだ! 車内アナウンスまでゾンビだ! 嗚呼、俺はどうしたらいんだ……。
と、思ったら目が覚めた。スマホでは寝る前まで見ていたゾンビ映画がループで再生されていた。
「なんだよ、人騒がせな」
全く日曜日だってのに飛び起きちゃったじゃないか。あんなに活きのいいゾンビなんているわけない。ゾンビってのは、もっとこう……
「ウボァァ……」
そう、こういうの。俺は外から聞こえてくるドアをガリガリとひっかく音と、うめき声に正解と叫んだのだった。




