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スイングバイ
惑星の重力を利用して、一気に加速することをスイングバイと言う。思いっきり走って目の前の棒に手をかけて、勢いを増してまた違う方向に行く感じかな。
「好きだー」
「ごめーん」
ワカッテターと、彼が離れていく。随分と勢いがついたから、きっとまた気合い入れて違う星に声をかけるんだろな。
「好きですー」
「わたしもー」
そう言いながら、私も銀河の彼方飛んでいく。
YES swing bye.
No docking You.
宇宙は引き合って離れる。心寄せて離れる。
あの暗い、黒い、あの宇宙に満たされた中には、きっと愛がいっぱい。拡散されてるんだ。
そして今日もスイングバイ。




