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う゛ぃらんず  作者: 言取
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とある株式会社

僕の名前は田中正信、正しいことを信じると書いてまさのぶだ。年齢は今年で27、自分で言うのもあれだがそこそこの大学を出た。そして、社会人になってかれこれ今年で5年目だ。ある意味大手と言われる会社に入社した。

名前はヴィランズ株式会社

だが、その会社というのが特殊な会社であった。


そもそもこの会社に入社した訳は、会社の理念に惹かれたからであった。その理念というのは『正義のために、悪を倒そう』というものであった。人によっては、怪しい会社だと思うのでは無いだろうか。しかし僕は、父と母がつけてくれた正信の名に恥じぬよう正しいと思うことを信じて生きてきた。そんな僕にはこの言葉がとても響いたのだ。そうして、この会社に入りたいと思い説明会の日程や、勤務形態などを調べた。だが、どこを調べても出てこない。出てくるのは勤務内容だけでその内容というのは、世界のために戦うとしか書いていなかった。しかし、その言葉にどこかワクワクした。ヒーローになれる気がしたから。ただ一つ気になったことがあった。それは、応募条件のところにヒーローでないこと。と書いてあった。しかし他にやりたいこともなかった僕は、こんなに怪しい会社を自ら望んで受けた。


そして入社試験の日、僕は朝の8時に起きた。まずいと思った。なぜなら試験は10時からなのだから。僕は急いでスーツに着替え、入社試験を行うと書かれていた本社のある住所へと向かった。幸いそこに行くには1時間半あれば間に合う。しかし、入社試験にそんなにすれすれに行って良いものなのか。考えながらも僕は向かった。すると道は徐々に細くなり、路地裏を何度も曲がった。そんなこんなで行き着いた先は小汚い雑居ビルであった。会社は5階と書いてある。エレベーターもないので急な角度の階段を急いで上った。するとそこにはドアがあり、ヴィランズ(株)と書いてある。僕は、荒くなった息を整えドアを開けた。


そこには驚くべき光景が広がっていた

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