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最近購入した、40歳ぐらいまで読んだ方が為になる!と思った書籍


最近購入した書物で、出張先まで持って行くまで何度も読んでいる作品のご紹介です。



この作品に関しては、沢山の賛否が存在します。あくまでも、筆者日下部の考えです。




タイトル

『一流の男、二流の男〜必ず頭角を現す男の条件〜』


作家、里中李生さんの作品です。



本日は、この書物を購入した理由、そこまで読む理由について考えていきたいと思う。






俺も一会社員。


一応、組織の構成員の一人である。


常に頭に浮かんでくる言葉は、映画やドラマで一世を風靡した『踊る大捜査線』で、織田裕二が発した言葉


「リーダーが優秀なら、組織も悪くない」


この言葉だ。




大きな企業では、4月から人数も増え組織が大きくなる。社外でも、社内でも色んな出来る人たちと付き合いをする事が多くなり、勉強する事も多くなる。そんな状況で頭角を現したいという思いのアンテナに引っかかり、この書物を購入したわけだ。




一流の男と二流の男のたった一つの違い、それは「信念」があるかないかではないだろうか…?


あるいはその人の人生に「お金」・「女」・「仕事」の哲学があるかないか、といってもいいか…。




競争社会を勝ち抜き、成功を手にし、素敵な家族を作り上げる事の難しさ。


すんなりとやりこなしている人程、見えない努力をしているのだと思う。






まず。


①この不景気な現代、そして、どんな時代でも勝ち抜いて行く「男の哲学」とは?


弱肉強食の現代。才能のない男、努力を怠る男は、それがある者や、死ぬほど努力している者に、まず勝てるわけがない。仕事ができないものは首を切られ、出来る者と上手に生きている者だけが企業に残るのは当たり前の話なのだ。




例えば、日本の歴史…。戦国武将の織田信長でさえ戦に散った。織田信長の知恵に勝る者が、当時織田の首を獲ったのだ。どんな時代でも強いものは残っていく。ただ…。織田の首を獲った明智光秀の予後…。これは言うまでもないが。


才能のあるものは稼いでいる。


努力している者は生き残っていく。


働けば金は入る。


弱者は金も、料理もまともに与えられない。


弱者、弱者と述べているが…。俺も、もしかすると弱者の一員なのかもしれない。今の現状、成功しているわけでもない。


ただ、少しずつ社会に揉まれ、成功への階段を登り始めている段階とは思っている。


人一倍、得意先を始め、上司に頭を下げ、黒を白だと言い表す。少しでも気に入られ、上層部を目指す毎日だが、それも悪くないとも思う。要は、将来の自分の席ぐらいは、あらかじめ準備しておきたいのだ。


時代のせいもあるのか、会社や、社会環境のせいなどでうまくいかないなど愚痴をこぼす人は二流なのだと思う。




②最大限に具体的な計画を立てる。


「成功を手にする人間」または、「仕事をこなす人間」には、そうではない人間と、明確な違いがあると思う。


それはどこまで、この先の計画を立てているかの違いだ。そして、自分の未来に対して、より強く大きなイメージを描いている事だ。


毎日を怠惰に過ごして将来どうするかも決めていない男は、どうあがいても出世しないと思う。


俺の親父も生きてきた、現在60歳に足を踏み入れている方々…。日本の経済を造ってきた年代。


年功序列の時代はすでに終わりにかかっている。


サラリーマン人生(何歳で昇進し、何歳で課長、部長の座に座り、何歳で退職するのか?)


年度ごとの目標(いつまでに、ある対象商品を売りさばき、売上を何%アップしていくら稼ぐ)


そのエネルギーの源は、右脳を全開にして豊かな想像力を生み出すのだろうと思う。それに従って行動すれば、必ず好結果がついてくると思うのだ。




③「遊び」を知らない男は二流で終ってしまう…?


人の良さだけでは成功しない。


どんなに良い人でも、世間知らずでは出世できない。


人柄にプラス、感性と知識がないと駄目なのだと思うのだ。




会社で新しいものを作ろうという人間が、映画や書物の一つも見ないでどうするか。


おそらく、何もヒラメキは生まれないだろうし、生まれたとしても平凡な事柄かもしれない。


年齢を重ねてから遊ぶのはかなりのリスクや時間・体力を必要とするので、なるべく若い時に精一杯遊び、世の中を知り、仕事・人間関係に活かす事が人生の幅を広げる事だと思う。






④例えば「食」で、男を磨く方法


『どんなに金がなくても、マクドナルドや吉野家で食事をすませているようでは、一流にも金持ちにもなれない。』


と作者は書いている。


この文章に関して感ずる物が一つある。


金が無かったら、マクドナルドにも吉野家にも行けないだろ!と言う方もいるかもしれないが…。


男は、若いうちに多くの美味しいモノを食べた方がいいと思う。


何も自分でお金を払い、食べろとは言わない。「食べさせてもらう」「ご馳走になる」というのも、できる男の要素だと思う。


勿論、ご馳走して貰える人間は、それだけの魅力ある人間であり、頭を下げ続けた結果…。それは言わずもがなだが。


兎にも角にも、人にご馳走してもらい、美味しいモノを口にする事によって舌先は肥え、会話もジョウゼツになっていくのだと思う。






⑤「人の上に立つ者」の条件


将来リーダーになりたいと思うのなら、まず自分の個性を磨かないと駄目だと思う。


国会議員の小泉進次郎氏は、「まだまだ自分は若い、まだ雑巾がけが足りない」と発していた。


彼の父もそうだが、隣の男と同じ事を言い放ち、リーダーになれる訳がない。秀でた才能と周囲が目をむく個性がないとリーダーにはなれないと思った瞬間だった。




⑥作者、里中李生氏の「天才論」


1.集中力に長けている。


2.独学。


3.自己中心的に行動するが、相手を説得させる力を持っている。


4.何かしら心に傷を持っている。




何度も読んでみて、この4つの項目、彼自身を読み取ったつもりだが…。




いつのまにかだが…。


俺も30歳を目前としている。


大人になり仕事をしていると、目の前のことばかりに追われ、ルーティーンワークで仕事をすれば給料が振り込まれ生活が出来てしまう…。


何も変わらない毎日。


朝起きて、歯磨きをし、顔を洗い、家族に挨拶をし、玄関を開けて出掛ける。


夢や希望・自分らしさなど考えることさえやめてしまう人が多い中、人間の基本に立ち返り意識することで十分に人に差をつけるチャンスはいくらでもあると思わされた小説でした。

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