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プロローグー③
人生に誰もが一度は何かを無くしたことがことがあるだろう。
人や物、目に見えないところではやる気や元気等色々だ。
まあ、深い話ではこの際割愛させてもらうが、身近なところで言うと落し物で何かを無くすことが多いのではないかと僕は思う。
僕自身でもそうだけど、何かを落としたのはたった数秒の出来事だったにも関わらず、まるで幽霊のように消えてどれだけ探し回っても見つからない。
探し回ったせいで彼方此方が散らかり、挙げ句の果てには二次、三次の被害まで出てくる始末。
お金で買える物なら多少はマシなのだろうが、お金で買えないものならば多大なる絶望感と消失感に見舞わられてしまうのが常だ。
しかし、この世の終わりのようにも感じていたハズの絶望感や消失感も、時が過ぎればそれ以上に大切なものが出来て、いずれは忘れてしまうものだ。
そうして人は生きていく。
無くしても強く生きていられる。
だけど、こうは考えてことがある。
無くされた側はどう思うのかって。
今回はそんなお話。




