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秘密
「おーいいねいいね」
「遠慮は要らんゆっくりしてくれ!」
「んー何処でだ」
ちーやんを連れて秘密の場所へやって来たのだが
何やら不満があるようだ
素晴らしい部屋だというのに
「なんで猫がこんなに居んだよ!!」
「猫の溜まり場だからだよ!!」
「ふっつーに答えんなこの猫バカ!!」
「褒め言葉!!!」
「しまった!!!」
わっと泣き崩れるちーやんとか細く声を上げる猫たち
絶景だ………
「なんで授業サボってまでここに来んだよお前はよぉ…」
「へっへー…」
「おっ、何か理由があるのか」
それっぽい顔をして黙り込む
「えっ、聞いちゃいけなかったやつか」
「いや、ちーやんには話すよ」
「お、おう」
ふぅと溜め息をついてから話始める
「それはな……
猫が俺を呼んでいるるるぅっがはぁ!!!」
鳩尾に何やら物凄く硬いものが
「てめぇの内臓抉るぞ」
「やめてちーやん」