第9話 よう
『君達は、みそゲリラという男をご存知だろうか。』
『彼は喧嘩師リスト最下層にして実力を持ち合わせていないクズ中のクズ……』
『だが彼は』
『最強に成った』
『彼は圧倒的性欲で喧嘩界隈に種をばら蒔いた、性欲に喧嘩の強さは関係無かったが世の中の強さの基準は常に更新され続けている。』
『この物語は性欲が強さの基準になってしまった、喧嘩界隈での物語である。』
ちこ「そうだ!塩化ナトリウムだ!!死体を復活させることが出来る性癖の持ち主がいれば!!」
やったさん「wwその性癖の持ち主なら必要無いぜwwwww」
ちこ「!!その手があったか!!!」
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やったさん「wwそう俺の幼児嗜好で、死んだヤツらを幼児に戻せば死ぬ前の状態に戻るって訳だwww」
やったさん「けどw塩化ナトリウムの復活は、ルキアとshadowを復活させてからでもいいか?ww」
ソロー「コウジ、お前の気持ちも良く分かるが、ここは受け入れてくれ。」
コウジ「分かった、お前らからしたら大事な仲間だもんな。」
そして、一向は、死体の場所へ辿り着く。
やったさん「wwじゃあルキアから復活させるぞw」
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ルキア「!!エチゴ様!?」
ちこ「エチゴならお前とshadowを殺したあと、俺らを軽くあしらいどこかに消えたよ。」
shadow「つまり、俺らはただ利用されていたって事だな。」
ルキア「…shadowさん、やったさん、ソローさん、そしてコウジさんたちには、迷惑をかけましたね。」
ルキア「本当に申し訳ない、あなた達の師匠の事も含めて、謝罪させてください。」
コウジ「お前の仲間に復活させてもらうんだ、だから大丈夫だよ。」
ルキア「…大変申し訳ないですが、塩化ナトリウムさんは我々を殺すため自ら爆破し跡形もなく消え去りました。」
ルキア「その際、我々はshadowさんの暗黒空間に逃げ込んだので、無事でしたが食らっていたらきっと我々が消し炭になっていたでしょう。」
コウジ「じゃあ、塩化ナトリウムは生き返らないってことか?」
ルキア「いえ、そうは言っておりません。幼児嗜好の復活は厳しいと言っただけです。」
ルキア「つまり、最強の性欲を手に入れることが出来れば塩化ナトリウム復活も出来ることでしょう。」
ソロー「喧嘩一武道大会に優勝しろって事だな。」
そういう会話をしていると、ルキア及びソロー、shadow、やったさんが、改まりコウジの前に立った。
ルキア「我々、元エチゴ新鋭部隊は、コウジ様の配下になります。」
ソロー「そういう事だ、これからよろしくなコウジ。」
shadow「…フン」
やったさん「wwwwwwwww大会のライバルは少しでも居ない方がいいだろ?wwww」
コウジは複雑な表情で彼らを暖かく迎えた。
コウジ「ルキア達…、ありがとう、そしてこれからよろしくな。」
ちこ「仲間が一気に増えてよかったな。」
shadow「大会に向けて修行を積まなきゃならないな。」
ルキア「修行なら、あそこに行ってみますかね。」
そして一行はルキアの案内により、きらびやかな照明の輝く繁華街にきた。
いち早くちこがなにかの気配に気がついた。
ちこ「…古参喧嘩師のアイツの気配がするな。」
と言っていると、いつの間にか、少し幼い青年が一行の背後に潜り込んでいた。
れく「よう」
コウジ「!?全く気づかなかった、アンタ一体…」
ルキア「…この青年の名前はれく、今日から試合当日まで我々に修行をつけてくれる方ですよ。」
ルキア(我々はともかく、コウジ様まで気づかないなんて…!やはりここに来て正解だった…!!)
れく「うーんじゃあそこ1列に並んでくれる?」
れくは少し広い広間に彼らを案内し1列に並ばせた。
れく「左から」
れく「ギリ合格 ギリ不合格 合格 不合格 不合格
ギリ合格」
ルキア コウジ ちこ ソロー shadow やったさん 一行は、れくの選別に衝撃を受けたのであった。