第8話 よっす
『君達は、みそゲリラという男をご存知だろうか。』
『彼は喧嘩師リスト最下層にして実力を持ち合わせていないクズ中のクズ……』
『だが彼は』
『最強に成った』
『彼は圧倒的性欲で喧嘩界隈に種をばら蒔いた、性欲に喧嘩の強さは関係無かったが世の中の強さの基準は常に更新され続けている。』
『この物語は性欲が強さの基準になってしまった、喧嘩界隈での物語である。』
ソロー「コウジ、ちこ、詳しいことは後で説明する!!」
ソロー「一時休戦、共闘と行こうか!!!!」
やったさん、ソロー、コウジ、ちこは戦闘の構えを取りエチゴを取り囲む。
エチゴ「…だから無駄だって、馬鹿だからわかんない?ww」
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ソロー「無駄かどうかは、やってからのお楽しみだぜ!」
やったさん「wwwwwwwwwwwwwwww早く死ねwwwwwwwwwwww」
ソローとやったさんは、息の合ったコンビネーションでエチゴに攻撃をしかける。
ちこはエチゴの周りに暗黒空間を作り出す。
ちこ「もう、避けられないね。」
コウジ「ちこのやつ、暗黒空間を作り出すなんていつのまに…!」
エチゴ「うーん、困ったな…w」
エチゴは困っても無いのに困った表情をし自分の周りにある暗黒空間を消し飛ばし、彼らを挑発する。
そうしていると、何処からともなく、男が現れエチゴの肩に軽く触れる。
トーマ「よーっすよっす」
エチゴ「誰?僕、今遊んでるんだけど。」
トーマ「ww何言ってんだよ、ルキアに君が回収される前に君とチームを組んでたトーマだよ。」
トーマ「君こんなことやってる場合じゃないでしょww」
トーマは親しげにエチゴに耳打ちをする。
エチゴ「………ってことでwごめんだけどまた今度ね、コウジ。」
コウジ「…は?」
エチゴ「近々また会おう、“大会”でね。」
トーマとエチゴは蜃気楼の様に、コウジらの前から姿を消した。
納得のいかないまま、沈黙が続いたが、数分後にコウジは口を開いた。
コウジ「んで、なんでちこは生きてんだよ」
ソロー「暗黒空間ってのはな〜、簡単に言うともうひとつの小さい世界に通じるゲートなんだよ。」
ソロー「要するに消し飛ばした訳じゃなく、単純にちこもマグロもそこに閉じ込められてたってだけだな。」
ちこ「そこにいる間、僕は暗黒空間についてずっと考えてたんだ、そうしたら暗黒空間を作り出せるようになった。」
コウジ「死んでないってことはまぐろさまも生きてるのか?」
ちこ「死んでは無いだろうね、けど僕とは違うところに飛ばされてるみたいだ。」
ソロー「んま、そういうことだ取り敢えず他に質問はあるか?」
コウジ「アイツらが去り際に言った大会ってのは…?」
ソロー「…それはちょっと俺らにもわかんないな」
やったさん「www多分だけど、2年後に開催される喧嘩一武道会の事だろwwwwww」
ちこ「聞いた事がある、喧嘩の強さを決める武道大会で世界中の猛者が集まる大会だろ?前回大会は10年前とかだった気が、するが…」
コウジ「エチゴと戦いたければ、それに出ろってことか…」
やったさん「wwww今の俺らの実力じゃあいい所2回戦敗退だろうなwwwwwww」
ソロー「悔しいけど、それが妥当だ、俺らに修行をつけてくれる先生がいれば…」
先生と聞いて、コウジは1人、思い出した。
コウジ「塩化ナトリウム…」
ちこ「そうだ!塩化ナトリウムだ!!死体を復活させることが出来る性癖の持ち主がいれば!!」
やったさん「wwその性癖の持ち主なら必要無いぜwwwww」
ちこ「!!その手があったか!!!」