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弾丸性欲論  作者: ああああああ
第一部
5/20

第5話 塩化ナトリウム

『君達は、みそゲリラという男をご存知だろうか。』



『彼は喧嘩師リスト最下層にして実力を持ち合わせていないクズ中のクズ……』



『だが彼は』


『最強に成った』




『彼は圧倒的性欲で喧嘩界隈に種をばら蒔いた、性欲に喧嘩の強さは関係無かったが世の中の強さの基準は常に更新され続けている。』


『この物語は性欲が強さの基準になってしまった、喧嘩界隈での物語である。』

ちこ「…ぼくちこ、よろしくね」〈性欲値:800〉



そう言うと、コウジは何も言わずその場から少し離れ、ソローはちこに向かって挨拶をした。



ソロー「お前、ちこっていうのか!よろしくな!」〈性欲値:1000〉


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


ちこは早速ソローに攻撃を仕掛けるため、ソローとの間の空間を削り取り背後に立った。


そしてちこは、ソローの腕の皮膚を削り取った。


ソロー「!?腕の皮膚が、削り取られてる?!」


ソローは自分の腕を見て、驚く。


ちこ「実力差があるせいで、腕を削り取るつもりが皮膚だけになってしまったよ。」


ソロー「お前の性癖は、なんでも削り取る能力か…!」


ソローは相手の性癖を知り、ニヤリと笑った。


ソロー「そうなりゃ、対策は簡単だわな!」


炎が包み込む形でソローの体に纏った。

そうして削り取られた皮膚の部分が炎によって焼き傷となり止血された。


ソロー「俺の性癖は、“灼熱嗜好”…炎を自由自在に操ることが出来る!!!」


ソローはちこに向かって無数の炎の玉を飛ばした。


ソロー「削り取られる前に、焼かれて死ねえええ!」


炎が来る0.1秒の間、マグロは思考した。


まぐろさま「ちこ!地面を削りとれ!!!」


ちこはまぐろさまの声を聞き咄嗟に地面を削り取った。


まぐろさま「お前の能力は実力差のある相手だと攻撃力が欠落している、だから周りにあるものを上手く使うんだ!!」


ちこ「周りを上手く…、はっ!!!!」


ちこは、ソローの後ろにある岩山の下を削り取った。


ソロー「なんだ!!!これは!!!ぐあああ!!!」


ちこ「潰れて死ねやああああ!!」


土砂崩れに巻き込まれたソローは押し潰された。


まぐろさま「やったか!?」


ソローが潰されたと思われた場所が、燃え上がる…!


岩山があった場所は、炎の山のようになった。


ソロー「ぐあああああ!クソがあああ!燃やし尽くしてやる!!!!」


ちこ「どうやら、君は重要なことを見落としてるよ。」


ちこはソローの足を削り取った。


ソロー「ぐあああああああああああ!!!!!」


ちこ「君の敗因は、性欲を越えた怒りだ。」


『灼熱嗜好 ソロー ちこに足を削り取られ戦闘不能』


ソローはあまりの痛みに気絶した。


ちこは勝利し、コウジたちは、ちこに激励の言葉をかけた。





束の間、暗黒空間が出現する。


『まぐろさま ちこ 暗黒空間に巻き込まれ死亡』


塩化ナトリウム「…暗黒空間!!!!」


コウジ「何だ。これ。」


コウジは深く絶望した、ちことまぐろさまは目の前で暗黒空間に巻き込まれ死亡したのだ。


コウジ「………!!!!!」


shadow「やはり、不意打ちは“効く”な。」


暗黒空間から圧倒的性欲値を持つ男達が登場する。


ルキア「おやおや、ソローさんまで…」


塩化ナトリウムは驚き戸惑う。


塩化ナトリウム「うそよ、どう考えても早すぎるわ。」


ルキア「我々の邪魔になり得る、そう判断したのです。」


shadow「早い内に芽を摘んでおくことにして良かったよ。そこのガキ含め、ちこ と まぐろさまとかいうガキも成長がいくらなんでも早すぎるからな。」


ルキア「そういう事です、では、死んでください。」


ルキアは塩化ナトリウムとコウジのいる方向に手を伸ばす。


塩化ナトリウム「……、コウジ良く聞きなさい。」


塩化ナトリウム「あなたには教えたいこと伝えたいこと、沢山あったわ。」


塩化ナトリウム「けど、それはもう伝えられそうにない。」


コウジ「嘘だろ、塩化。」


塩化ナトリウムは優しく微笑む。


塩化ナトリウム「最強になるんでしょ。じゃあ、あなたは生き延びなさい。みそゲリラが、あなたのお父さんが作ったこの腐った時代をこのクソみたいな喧嘩界隈をあなたが新しく塗り替えるの。」


塩化ナトリウム「またね、コウジ。あなたと出会えた時間凄く短かったけど、とても楽しかったよ。みそとまた会えたみたいで。」


塩化ナトリウムは、光り輝きながら、ルキアの元に近寄る。


コウジ「塩化、まって」


塩化ナトリウム「私の性癖は…






“犠牲嗜好”」











白い発光の中、とてつもない爆風にコウジは吹き飛ばされた。







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