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弾丸性欲論  作者: ああああああ
第一部
3/20

第3話 共闘

『君達は、みそゲリラという男をご存知だろうか。』



『彼は喧嘩師リスト最下層にして実力を持ち合わせていないクズ中のクズ……』



『だが彼は』


『最強に成った』




『彼は圧倒的性欲で喧嘩界隈に種をばら蒔いた、性欲に喧嘩の強さは関係無かったが世の中の強さの基準は常に更新され続けている。』


『この物語は性欲が強さの基準になってしまった、喧嘩界隈での物語である。』

団結し興奮する彼らに身体を向け、手を叩きながら彼女はこう言った。


塩化ナトリウム「そんなら、修行するよ!!」


彼らは驚いた顔をした、何故なら彼女は性欲値が50程度しか無いはずの女性だからだ。


塩化ナトリウム「この姿じゃやっぱやりずらいわね、フン!!」


そう言うと、彼女は力を解放し同じ人物だとは思えない程、筋肉質の体になった。


まぐろ様「マジかよw」


コウジ達は彼女の変貌に驚いた。


塩化ナトリウム「かつて私は…、“みそ”と“もう1人”…。」


塩化ナトリウム「ううん、なんでもないわ…!あの“みそ”と肩を並べる位の実力者だったんだからあんたらに修行つけてやるって言ってんの!」


彼女は何かを言いかけた様だったが、どうやらコウジらに修行をつけるみたいだ。


コウジ「親父と肩を並べたってすごいな」


ちこ「伝説の喧嘩師と肩を並べた実力者に修行をつけてもらえるなんて光栄だな」


まぐろ様は、少し離れたところに移動し関係の無いフリをした。


まぐろ様「んじゃ、お前ら頑張れよ!」


まぐろ様「いてて!!」


まぐろ様は塩化ナトリウムに引っ張られ半場無理やり修行することになった。


塩化ナトリウム「何言ってんの、まぐろ様も修行するんだよ!」


まぐろ様「俺は知将なんだよ、参謀!戦いは好きじゃないの!性欲値だって、100に満たないし性癖だってないんだぜ!」


塩化ナトリウム「じゃあ、みんなのサポートできるよう戦術の勉強をしなさい。私はそっちの方が得意だから教えられるわ。」


まぐろ様は少し照れくさそうに承諾した。


まぐろ様「分かったよ、やりゃいいんだろ。」


塩化ナトリウム「じゃあ、あんた達“同時”にかかってきなさい。」


コウジ、ちこ「!?」


コウジ「舐めやがって…、ちこ、お前は見てろ!」


ちこ「同時にって言われてただろ!」


コウジは塩化ナトリウムに飛びつくように殴り掛かり、ちこも応戦するように近づく。


塩化ナトリウム「やっぱ攻撃が単調だね、読み易い、能力に頼ってばっかじゃダメだよ、息子君。」


塩化ナトリウムは喋りながらコウジの攻撃を軽くあしらう。


ちこ「ぼくちこ…」


言い終わる前に、塩化ナトリウムはちこに近づく。


塩化ナトリウム「いいこと教えてあげる」


ちこ「!?」


塩化ナトリウム「性癖は、実力差がある相手には通じないって事。」…ピッ


塩化ナトリウムはちこにデコピンをし、ちこは岩山にめり込んだ。


塩化ナトリウム「一応教えとくよ、この状態の私の性欲値は30000。けどこの形態には3日に1時間しかなれない。」〈性欲値:30000〉


コウジ「俺の性欲値が300だから、それの約100倍ってことか?」


塩化ナトリウム「そゆこと」…ピッ


コウジもちこと同じように岩山にめり込んだ。


塩化ナトリウム「あんたらは基礎性欲値が足り無さすぎるわ!相性の悪い性癖と戦うことになったらどうするの?性癖に頼ってばっかだと痛い目合うよ!」


ちこは小さい声で呟いた。


ちこ「ぼくちこ、よろしくね。」ボソ…


塩化ナトリウム「!?」


ちこは、塩化ナトリウムとコウジまでの空間を削り取り、コウジは塩化ナトリウムの後ろにワープした。


まぐろ様「性癖は実力差がある相手には通じない…なら、実力差とは関係の無い空間を削り取ればいいんだ!」


コウジ「ナイス!ちこ!まぐろ様!行くぜ!うおお!」


コウジは思い切り塩化ナトリウムに蹴りを喰らわした。


塩化ナトリウム「今のすごくいいね。」


コウジの蹴りは塩化ナトリウムに全く効いて居なかったが、塩化ナトリウムはにっこり笑った。


コウジ「渾身の一撃だったのに!!」


コウジやちこは悔しそうにしたが、塩化ナトリウムは満足そうな顔で元の姿に戻った。


塩化ナトリウム「今の戦いで結構君達成長できたんじゃない?」


そういうとコウジは疲れ果てた顔で言った。


コウジ「そうだといいけど…」


『WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW!!!!!』


何処からともなく、おどろおどろしい笑い声が聞こえる。


やったさん「wwwwwwwお前らかwww」


笑い声の正体は彼だった。


コウジ「誰だ?お前は」


塩化ナトリウム「やったさん…、性四天王の一人よ。まぁアンタらなら勝てるでしょ、頑張りなさい。」


塩化ナトリウムは少し信頼したような顔でコウジ達を見た。


やったさん「塩化ナトリウムとか言うババアwwwまだ生きてたのかwwwwアイツと一緒に死んだかと思ったぜwwwwwww」


やったさん「wwwwお前も同じところにwww送ってやるよwwwwww」


やったさんは、塩化ナトリウムに殴りかかろうとした…が。


コウジはやったさんと塩化ナトリウムの間に割って入り、攻撃を受け止めた。


コウジ「お前の相手は俺だ、この老害ジジイ…!」

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