第1話 みそゲリラという男
この物語はフィクションです。
実在の人物・団体・事件とは一切関係ありませんのでご了承ください。
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『君達は、みそゲリラという男をご存知だろうか。』
『彼は喧嘩師リスト最下層にして実力を持ち合わせていないクズ中のクズ……』
『だが彼は』
『最強に成った』
『彼は圧倒的性欲で喧嘩界隈に種をばら蒔いた、性欲に喧嘩の強さは関係無かったが世の中の強さの基準は常に更新され続けている。』
『この物語は性欲が強さの基準になってしまった、喧嘩界隈での物語である。』
━━━━━━━━とある喧嘩パにて━━━━━━━━
辺りに風がそよぎ、一見何も無いように見える草原だがある二人の男の声がこだましていた。
???「はい論破w、はい論破w、はい論破w、はい論破w」
えさを「はぁい論破www」〈性欲値:120〉
草原で響き渡っていた声の正体は、喧嘩界隈に居座る重鎮 [喧嘩師えさを] であった。
『一度、この世界の説明をさせていただこう。』
『性欲値とは、性欲の強さの指数であり性欲値が高ければ高い程、基礎戦闘能力が上昇する。』
『そして、性欲値が“100”を越えた時点で、特殊能力が発現される。』
『我々は、この特殊能力の事を“性癖”と呼ぶ。』
『そして、えさをの性癖はと言うと…。』
えさを「俺の性癖は、“巨乳嗜好” 自由自在に…!」
そう言うと、えさをは手を空に掲げ、どんどん巨大化してゆく。
えさを「巨大化できる!!!!!!」
ちこ「ぼくちこ、よろしくね。」〈性欲値:160〉
ちこと名乗る、小柄な見た目の少年が何処からか現れた、いや最初から居たのだろう、我々はそれに気づくことすら出来なかった。
1人を除いては。
えさを「くたばれちこ!!!踏み潰してやる!!!」
えさをは、始めからちこを認知していた。
小柄な少年に繰り出すにはやり過ぎだと思えるくらい大振りな踏みつけ攻撃を繰り出した。
ちこ「ぼくちこ、よろしくね。」
そう言うとちこは、まるで下校する小学生の様に、無邪気で、純粋に、ただそこを通り過ぎた。
厳密に言うと、通り過ぎただけでは無いのかもしれない。我々は、そう認知することしか出来なかった。
『巨乳嗜好 えさを ちこに殺害され死亡』
遠くから二人の足跡が聞こえる、どうやら、主人公の到着の様だ。
???「喧嘩パに初めて来たけど、ママから聞いた通り凄い物騒な所だなw」
????「その辺にしとけよ、さっきのが来るぞ。」
ちこ「…、ぼくちこよろしくね。」
出来るだけ身内ネタは使わないよう努力します。
小説を書くのは初めてなので、暖かい目で見守ってください。