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消えた記憶の私は何を想った


人間とは…いや、人間だけに当てはまることではないのだろう。みんな、自分の記憶を都合よく変えてしまう。楽しかったこと、辛かったこと……色々と。



これは、忘れてはいけない大事な記憶さえも心の底にしずめてしまった三人のお話である。






「………この景色も相変わらず……地獄絵図だな」


私は世界を見渡してそう呟いた。深く刻まれた土砂の爪痕の脇に佇む。


私は黄泉 寂滅。元騒霊で現地縛霊である。私はこの土砂の積もった場からあまり遠くにいけないのだ。もとより地縛霊とはそういうものか。


私はここで死んだ、この土砂崩れで死んだ。それだけが私の中に残っている生前からの確かな記憶である。どうして死んだのか、どうしてここにいたのか等は覚えていない。死んだ際の衝撃で記憶が吹き飛んでしまったのだろう。


私は目を閉じて想像する。きっとこの辺りには昔、緑色を纏った木々が、その場に鎮座する大岩が、懸命に生きた小さな生命達が、この場に存在していたのだろう。でも、目を開ければそんな光景はなく、全てが土砂に飲まれた風景に戻る。


何故か、この光景を見ていると胸が苦しい。


「………これは」


私はある場所を見た、金属の柱が数本土砂から飛び出していた。………ほんの少し、思い出した。これはステージの一部だ。何のステージかまでは思い出せないが………


そのまま地面を見下ろす形になる、目を凝らすときらりと一瞬、地面が光った気がした。私はその場所を掘ってみた。出てきたのは金管楽器だった、名前までは思い出せないが。


「………ここで、誰かが演奏でもしてたのかな?」


なんだろう、だんだんと自分が忘れてしまった記憶に興味が湧いてきた。昔の自分が知っていた何かが気になってきた。


きっと、何かがあったんだ。この場所に土砂が積もるその前に。


だけど、過去に戻るだなんてことできるわけがない。困った、そう思っていると……


「……懐中時計?」


地面から出てきたのは土塊で汚れた懐中時計だ、これも誰かの所有物だったのだろうか。


時計は時間の象徴だと聞いたことがある。


「………この時計が時間を戻してくれないかなー……なんちゃって」


冗談混じりにそう呟いた………


『戻りたいのか?』


「………え?」


『戻りたいのか、過去に』


「だ、誰?」


私の脳内に直接語りかけるかのように、声が聞こえる。


『我は黄泉帰り時計』


………まさか、この時計が喋ってるの?


「黄泉帰り……時計?」


『いかにも、汝の強い思念を通じて、汝を過去にタイムリープさせてやろう』


「それって…………過去に戻るってこと?」


『簡単に言えばそうなるな』


「で、でもそんなことできるわけがないよ。ファンタジーやメルヘンじゃないんだから」


『地縛霊が何を言う。それに、我を使った奴は既にいるのだぞ?』


「そうなの?どうなったの?」


『もちろん、過去に戻った。今はどうしているかはわからないが』


「その人が、ここをこんなにしたの?」


『違う、その者は未来を変えに行ったのだ。まだ完全に望んだ未来にはなっていないようだが』


「へぇ………」


『それで、汝は過去に戻りたいのか?』


黄泉帰り時計が私にそう聞いてくる。私は………


「……うん、戻りたい。私が死ぬ少し前まで、戻せないかな」


『わかった、時を戻そう』



黄泉帰り時計がそう言った瞬間、私の意識はぶつりと切れた。







「………………ぁ」


私は意識を取り戻した、そこは誰かの部屋だった。私は誰かのベッドの中で目を覚ました。


「ここは…………」


ベッドから降りて、鏡を見てみる。そこに居たのは私だった。いや、当たり前といえば当たり前なのだが。これは本当に私なのか? 違和感が凄い。さっきまで死んでいた私、今はちゃんと生きている。地縛霊としてではなく、騒霊として。


「姉さん!おはようっ!」


背後から聞こえた声に、私は驚く。………姉?


「…? どうしたの姉さん、ねぼすけしてる?」


「あ……あぁ……いや、今覚醒したから大丈夫」


……そうだ、思い出した。私には姉と妹が居たんだ。確か………叡智と幻だったかな?


「えへへ、ついに明日の夜だねっ!!」


「明日………? 何が………?」


「え? だから、演奏会だよ。私が案出したじゃない」


「……!!」


あぁ、そうだ。そういえば死ぬ前にもそんな会話していたなぁ。


「そうだね」


「次の演奏会は過去一凄い演奏会になるの間違い無しだよ!!エルドラドやアルカディアや……他のみんな、みんな来てくれるんだもの!!」


「………………」


エルドラド、アルカディア。


その二人の名前が私の脳内にひっかかる。


何か、私の記憶の鍵になっていそうで。



「幻、その演奏会の会場はどのくらい進んでる?」


「ん、もうほぼ完成しているに等しいよ。見に行く?」


「うん」




幻についていって、例の会場まで向かった。


「…………………」


私はそこで既視感を覚えた、私はこの場所を知っている?冷静に思い出してみる。


緑の残る木々、天を見上げる大岩、生を謳歌する生き物達。


「……………ぁ」


そうだ、ここは私が黄泉帰る前地縛していた場所じゃないか。私はその美しい景色に心を奪われそうになる、あの土砂の濁流に飲まれる前は、こんなにも……綺麗な場所だったのか。


あれは、ステージか。何人かが協力してスポットライトをぶらさげたり、強度の確認をしたりしている。



…………こんなにも美しい場所が、どうしてあんなことに?



思わず私はそう疑問する、一体何が起きたんだというのか。


「………姉さん?」


隣で幻が私を心配そうにみつめていた。


「ど、どうしたの」


「いや、何か仏頂面してたから。何か考え事?」


「あ、まぁそんなとこ」


「ふーん……?」


幻が訝しげに私の顔を覗く。


「まぁいいか。姉さんにしかわからないことだし。それと………ちょっと付き合って!!!」


「えっ!!?」


幻は思い立ったが吉日のような顔をして、私の襟を引っ張ってどこかへ連れて行く。





「………よし!」


「どうしてこんな坂上まで来たのさ……」


かなりの上り坂を歩かされた、マジ疲れた。幻はガサガサと茂みを漁っている。


「?」


「じゃーん!」


「それは………」


「自転車だよ!使えそうだったから直したの!」


わぁお、めっちゃ器用じゃん。


「それで、その自転車使ってどうするのさ?」


「やってみたいことがあってさー」


「やってみたいこと?」


「ほら、こっちに座ってよ」


幻は後ろの方の金属が湾曲した部分を指差す。そのまま幻はその少し前にあった革製の変な形した部分に座った。


「……これで?」


「大丈夫?バランスとか」


「あぁ……金属がお尻にすこし食い込むけど」


「じゃ、大丈夫か。いっくよーちゃんと捕まっててね」


地面と垂直に自転車を調整。なんともいえない平衡感覚を感じた、私は少し不安になる。


「ね、ねぇ幻……ほんとに大丈夫?」


「大丈夫だって!少なくとも死なないから!!」


「え?」


幻は勢いよく地面を蹴った、反動で自転車が前に進む。下り坂に差し掛かるその瞬間、風がびゅおお、と鳴き始めた。


「ぁぁぁぁぁぁぁ!!」


「ひゃっほーーーー!!」


叫ぶ私とは相反して、幻は楽しそうにしていた。


「ちょっと!!危ないって!!これ減速させてよ!!」


「え?この自転車ブレーキ無いから無理だよ」


地面の凹凸を通るたび、私のお尻にダメージが入る。痛い、かなり痛い、めっちゃ痛い。


「姉さん!!ちゃんと捕まってる!?」


「幻の肩を破壊するくらいには!!!」


「良かった!!!!」


幻の声が聞こえた直後、ぶわりと私達は空を飛んでいた。宙を舞っていた。


見渡せた綺麗な景色も束の間、身体にのしかかる重力、そのまま私達は落下していく。


「ぐおっ!!!!」


地面に着地した際に振動が身体を伝う、ビリビリと金縛りにあったみたいになって、感覚がしばらくなくなる。


「あははは!!あー楽しかった!!!」


貴方はよく少しも物怖じせずに笑っていられるね!!?


「姉さん、楽しかった?」


幻が、思わず和んでしまうような笑みを私に向ける。


「……あ、楽しかったよ…一応」


「やったー♪」


ほんとは凄い怖かったけど。





夜。ぐでーん、と自室のベッドに倒れ込む。部屋の外から声が聞こえた。


「幻、遊ぶのはいいけどあんまり危ないことしちゃだめだよ」


「はーいっ」


あー、マジで怖かった。死ぬかと思った、いや死んだけどさ。


「……………」


ふと、窓越しに空を見る。真っ暗な空に浮かぶ満月、私はそれに惹き込まれていく感覚に陥る。


「……………?」


私は自分に違和感を感じた、毛の感触を感じる。なんだか、身体が重くなったような、力が湧いたような…


私は鏡を見る。そこに映っていたのは、人狼だった。


「…………!?」


思わず私は自分の頬を捻った、すると鏡に映る人狼も同じ行動をした。どうやら、この人狼は自分らしい。


あまりの展開に私は後ずさり、背後にあったテーブルの足にかかとが当たる。その瞬間、テーブルがぶっ壊れた。何が起きているかわからないと思うが、私も何が起きたのかわからない。


「ぴゃっ!!?」


私は素っ頓狂な声をあげる、それを聞いたのか姉さんがドアを開けて覗いた。


「どうした寂滅」


「あっ、私…狼になって…テーブル壊れて…」


「あぁ……そういえば今日は満月だね……」


姉さんはこの状況に一切動揺していなかった、どうやら日常茶飯事らしい。


「大丈夫だよ、それはあとでお姉ちゃんが直しておくから。そろそろご飯できるからね」


「あ……うん……」


パタリ、とドアが閉じる。……狼の私か。フィジカルに恵まれすぎて自分でも引くわ。


「………この姿、いつ戻るんだろう」


尻尾を振りながら、私はとりあえずご飯になるまで大人しくしていた。





ご飯も食べてお風呂も入った、相変わらずまだ狼の姿からは戻れないけれど、明日になったら戻っているだろう。どこからか来るその確信を感じて、私は眠ることにした。


「…………」


お腹辺りが重い。


「にゃはー♪」


幻でした。


「どうしたの」


「今日の姉さんもふもふだから一緒に寝る!」


貴方は私の毛皮が目当てなのか。別に良いけど。


「まぁ、今の季節は少し肌寒いからね」


「ぬくぬく〜」


猫のように私のお腹の上に丸まる。私もそろそろ寝ようかな、幻の頭をそっと撫でて目を閉じる。




暗闇の中、三つの音色が鳴っていた。私は夢を見ているのか、それにしては何かが変だが。


……幽玄な音色、勇猛な音色、幻想的な音色が聞こえてくる。これを奏でているのは一体誰だ?わからない、わからないがなんだか気分が良くなる音だ。



…………待て、何かが聞こえる。



何かがこちらに迫ってきている、大きな音を立てながら。何だ、これは一体何の音だ?


…凄まじい濁流の音……この音は、波?


何かを飲み込む音…あの三つの音が聞こえなくなる。誰かの悲鳴が聞こえる。


生命が何かに覆われる音、何かを掘り返す音、泣き喚く音。


まさか………これは夢なのか、それとも未来予知なのか、はたまた運命がそう語っているのか。




「………………」


目を開けると朝になっていた。昨日からだいぶ時間が過ぎたものだ。


「……あれは」


暗闇の中、流された音色。あれは一体何なんだ。誰かが私に何かを伝えようとしているのか。考える、この空っぽになりかけた頭を使う。


ある光景が思い出すように思い浮かんだ、誰かが私の骸の前で泣いていた。


大嫌い、そう何度も吐き出しながら。


何だ、一体何が起きるというんだ?私の身に、何が起きるというんだ?


視界に金管楽器が映る、その楽器を手に取って吹いてみる。記憶にこそは無かったけれど、身体が覚えているようだ。これは私のもので間違いないだろう。そして、この音色。あの夢のような空間で聞こえた音に酷似していた。



つまり、あの音を演奏していたのは私達なのか?



私は、死ぬ直前まで何をしていたんだ。思い出せない、肝心な部分だけが抜けている。




幻はうっきうきの様子で演奏会の事前準備をしていた。


「格好…よし!!決まってるっ!!!」


鏡の前で決めポーズをびしびしと決める幻を見る私。


「……寂滅」


隣で姉さんが私に問う。


「ん?」


「どうした、元気が無さそうだが」


「そう?」


「いつもよりかは。何かあったのか」


「ううん、何もないよ……」


「………誰にも言えないことか」


「え、そうじゃないけど…」


「うん」


「でも、本当になんでもないんだ。気にしないで」


苦い顔をする私を何かを思案するような声を出しながら見る姉さん。


「…………………大丈夫なんだな?」


「うん」


「わかった。…そろそろ時間だ、行こう」


「…………」


大丈夫なわけないだろ。





演奏会が始まる。私は観客達を見渡す。人妖関係なく、この会場を満たしている。河童も、獣人も、白い龍も、本当に色んな種族が居た。


まず、姉さんの音色から始まるプレリュードが観客達の耳を慣らしていく。そして、イントロダクション、オーバーチュア……そして、コンチェルトを奏で始めたその時だった。



…………私の背後で物音がした。



遠く、かなり遠く、何かが破裂したような音がした。最初は何の音なのかわからなかったが、次第にわかってきた。その音は時間とともに大きくなっている。脅威さを増していく。


「…………? なァーーーーッ!!?」


私は後ろを向いた、土砂がこちらに迫ってきていた。キラキラと点々とした光を発しながらこちらに牙を剥いて向かってくる。


………土砂崩れがこの会場に迫っている、観客達も幻も演奏に夢中なのか気がついていない。私は姉さんの方を見る、顔が強張っていた。気づいたのだろう、この迫り来る脅威の存在に。



『逃げろ』



姉さんの口がそう動いたような気がする。姉さんは自分が死ぬと悟ったというのか。だが私の足は少しも動かなかった。何故だ、何故動かない。このままだとみんなあの土砂に飲まれて死ぬんだぞ。


私は人狼だ。フィジカルに恵まれた人狼だ。お前なら逃げられる、あの悪魔の手から。だというのに何故逃げない?何故その場から離れない?



「ああ……そうか、そうだったな……」



全部思い出した。


たった今思い出した、フィジカルに恵まれたこの私がどうして土砂崩れ如きに飲まれたのか!


音に気づかなかった?


違う、あんなに大きな音を立てていたら嫌でも気づくはずだ。


演奏に夢中になっていた?


違う、あの濁流が進むたびに大きな振動を起こしている。私なら気づくはずだ。




『汝、本当にそれで良いのか』


「……え?」


時が………止まっている!?


「黄泉帰り時計!?」


『汝、早まるな。一度ならず二度までも誰かを助けるために身を投げ出すのか?これは我が汝に生きるチャンスをやったのと同じこと、忌まわしき地縛霊なんぞにならないですむ好機。もう一度、よく考えろ』


「私は………」



姉妹で一緒に過ごした時間が、今更ながらに堀り起こされていく



「………私は………私は……」


『何?』


「私は…自分がどうして死んだのか知りたかっただけだもん。自分が死ぬこと自体はあまり、ね。それに……救える可能性があるのなら、ほんの少しでもあるのなら、私はそっちを選ぶ。私は、姉妹が大好きだ」


『…訳の分からない小娘だ』



時が動き始める。今なら動ける、超スピードで。


せめて、助けられる人だけは助けたい。前の自分もそう思ったはずだ。


私は二人を突き飛ばす、せめて土砂崩れのルートからは外れるだろう。


次に床を思い切り踏んで隆起させバリアを作る、幾分かの土砂は防げるはずだ。



………直後、土砂が全てを飲み込む音がした。





『…………』


「……じっ!ある……じっ!主人っ!!」


血肉と脳漿と体液が入り混じったこの土の上、狼が穴を掘っている。


その周りに姉さんと幻と白い龍が囲うようにその光景を見ていた。白い龍がやがて膝をつく。


姉さんが龍の背中を撫でている。


「ぼく……のせいだぁ……僕が……もっと早く気づいていればぁ………」


「違う、アルカディア。あれは事故だ、どうしようもないことだったんだ。それに、貴方は真っ先に飛び出して人間達を守った、貴方がいなければもっと被害は大きかっただろう」


「寂滅……姉…」


『みんな、私はここに………』


そっか、私はここで死んだんだ……


「……………ふっ」


幻が何かを嘲笑うように喋り出す。


「ほんとに情けないな、土砂崩れ如きに飲まれて死ぬなんて……」


『………』


「おい、幻…それは……」


『…………!』



「情けないじゃないかぁ……寂滅姉はとっても強いのに……何で私達を助けるために死んじゃうんだよ……そんな姉さん大嫌いだよ……」



そうだ、私の骸の前で泣いていたのは幻だったんだ。自分勝手に死んでいった私を酷い姉だと思い込んで、その辛さを忘れようとしていたんだ。そんなことも忘れていただなんて、私はなんて酷い奴なんだ……


「何で……何で姉さんが死ななきゃいけないんだよ……あああああ………」


幻の気持ちが、とても温かい。


『……さようなら、みんな』


そうして、私はその場から去ろうとする。



「……………?」



ぐいっと、袖を引っ張られた。私は振り返る。幻だった、幻が私の袖を引っ張っていた。


幻はただ何も言わず、私のことをその純粋な瞳で見つめるだけ。それを見てるとなんだか自分が憐れに思えてきて


私は妹の顔を見ないで済むように、抱きしめる。


『ごめんね……もう、これでお別れなんだよ……』


「……そっか」


『大丈夫、幻なら』


「うん、頑張る」


『姉さんに迷惑かけちゃだめだぞ、それじゃあ……ね』


そうして、私は家族に別れを告げる。これでもう、心残りはない。









「……………ぁ」


気づけば、私は堆積した土塊の上で大の字になっていた。ただ、一つ違うことといえば…灰色の空の切れ目から淡い紅の光が差し込んでいることくらいか。


『ほら、お客が来たぞ』


黄泉帰り時計がそう言う、小さな客人が花束を岩の前に添えていた。


……しばらく地縛霊を務めても悪くなさそうだ。そう思って私はその客人のもとへと向かう。




きっと、二人を助けない方が後悔してた。


それは、過去も今も変わらないと思う。


だから、あの時が恋しいとか戻りたいとか……



「考えちゃだめなのに………」




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