表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/38

レーフェ編 第十八話 遭遇

「よし、行くか。あっちの方だってさ」


 さっき地図をみてカルミルの村とこの国を基準にしてわかった方向をミシアに教えて歩き出す。


「この国ってそんなに広くないだろ?どうせなら明るいうちにクリアしといた方がいいよな」


「そうねー。狼って夜でも目が効くから危険かも。平原自体には多分割とすぐ着くと思うけどどれくらいで倒せるかもわかんないからさ……」


「狼って夜に目が効くのか?猫のイメージだった」


「猫?猫はまぁ効くだろうけど狼だって同じぐらいじゃない?人狼の幼体なんだし」


「えーまじ?じゃあ強いじゃん。わかんないけど。勝てんの?」


「そんなスキルも使えないだろうし、人型じゃないし大丈夫じゃない?」


「ふーん、ならいっか。人狼はどんなのなの?」


「人狼はランクで言うと単体でEランク。お姉ちゃんと一個下だからめちゃめちゃ強い部類じゃない?スキルだって攻撃用だけじゃなくて強化用も使ってくるからまず今の私たちは勝てないんじゃない?」


「こわ。狼殺しにいったら人狼出てくるとかないよな?終わりじゃん」


「そ、その時は一緒に逃げよっか……はは」


「逃げんの?どうにか勝てないの?」


「どうだろ……コウシってスキル一個しか使えないんだよね?」


「おん」


「どっちか死んでギリ一体じゃない?」


「ガチか。え、みんなどうやってスキル覚えんの?条件って言ったって意図せずってあんまりないっしょ?」


「意図せずもあるっちゃあるけど、私は戦いを教えてくれた師匠とたまたま仲良くなった妖精に教えてもらってたけどどうだろ……あ、普通は図書館で条件を知るって師匠が」


「図書館?本に書いてあんの?」


「うん。でもちゃんとお金取られるからそんなポンポン覚えられないけど、そうだよね。これが終わったら見に行ってみよっか。お金入るし。あ、ほらもう国出るよ。こっからもう平原じゃない?」


「おー確かにめっちゃひらけてるな。木一つない。おかしいよ。なんでないの?」


「平原だから?」


「低い草は生えてるのに」


「確かに」


「っていうか、狼いないな」


 改めてどんな依頼か確認したくなってもらった紙を見ると狼の群れの殲滅。

 これってどういう意味だ?狼の群れがいくつかあってそれらを殲滅するのか、ある一つの狼の群れが厄介で殲滅して欲しいのか、そもそも一個しか群れがなくそれを殲滅するのか……。

 個人的には最後のやつだったら嬉しいけど、今のところ狼の姿はない。


「狼って普通群れるか知ってる?」


「うーん、あんまり群れないんじゃない?群れても番いの二匹と子供だけとかだと思うし。群れ見つけたらやっちゃって終わりだと思う」


「なるほどなぁ。おい、あれなんだと思う?」


 そう言って指差したのは遥か遠くにうっすら見える大きな黒い影。それがなんとなく近づいてきてるような気がする。


「あー……狼だ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ