文理混合
雫&京の母「文理混合授業のサンプル学生に選ばれた?!」
雫「って、なにそれ…」
京「いや、うちの学校って前から文系なら文系、理系なら理系って感じで、その分野に特化した授業構成だっただろ…?
それがさ、近年リベラルアーツを掲げる大学が増えてきて、うちの高校も流石に無視できなくなってきたみたいで…」
京の母「それで、文理混合の授業を始めるってわけ?」
京「そうらしいんだ…、でもいきなり導入って訳にもいかないから、試しに数人の学生を選んで、放課後に授業を行うらしい…」
京の母「にしても、なんであんたが選ばれたの…、あんた、文系科目は超がつくほどのバカじゃない…。」
京「………」
雫「この前だって、"成績"を、"成積"って、"積分"の"積"で書いてたもんね〜笑笑。どんだけ数学脳なの??笑」
京「………だって似てるし」
京は少し拗ねた
雫「んで!真面目な話、なんでお兄ちゃんが選ばれたの?」
京「………
-------------------校長室-----------------
京「文理混合授業のサンプル学生…?!」
校長「そうだ、君に是非ともお願いしたくてね」
京「いや、よりによってなんで僕なんかが…」
校長「君の文系科目の成績は前から聞いていたよ」
京「え」
校長「 "ズバ抜けて" 悪いそうだね」
京「」
校長の秘書「校長…それは失礼では」
校長「あ、あぁ、失礼した、悪意はないんだ。
なぜなら、その事があるからこそ、君を選んだのだから。」
京「?」