付与術師になった男
和人が買い物のから帰っていると、隣を子供が公園の方に走っていった
「早く公園行こうぜー」
「待ってよ~」
(子供は元気だな~ってあれやばくないか?)
「おい、早く道路を渡れトラックが来てるぞ」
(何とか渡れそうだな)
と思っていたら子供が転んでしまった
(くそ行くしかないかまさか転ぶなんて)
和人が子供の方に走り寄り道路の方に押した
(何とか間に合ったけど、俺は無理だな)
和人を弾き飛ばしたトラックはそのまま走り去って行った。
(意外と痛くないんだな、いや痛いと認識してないんだろうな)
いつの間にか子供が寄ってきていた
「助けてくれて有難うございます。でもその代わりにこんなことに」
「俺が助けたいと思ったから助けたんだ君のせいじゃない気にするな」
(良かったちゃんと助けられたみたいだな俺は天涯孤独だから、いつ死んでもいいと思ってたけど、やっぱり悲しんでくれる奴がいなくても死ぬのは嫌だな)
辺り一面和人から流れ出た血で真っ赤に染まっている
(流石に助かりそうにないな)
今さらきずいた周りの人達が救急車を呼んでいるが間に合いそうにない
(やばいな段々意識がなくなってきた、次生まれ変わることができたなら強く成ろう自分と大切な人を守れる位強く)
こうして御山和人の人生は幕を閉じた…しかし誰も、本人すら予想してない続きがあったがそれを知るのは神のみであった。