第1章 恨みは消えない
「ワームホールに逃げろ!!!」言い放ち持っているM4が火を噴く、私が敵を足止めしている間に文と小傘がワームホールに逃げ込む、私の後ろでは「咲夜さん!咲夜さん!!」と、こあが敵の攻撃を受けて右腕を失い倒れている咲夜の体を必死に揺さ振り泣きながら言う、「こあ、咲夜は私に任せて、先に行って下さい!」「でも…」「ますます状況は悪くなるだから早く!」「分かりました…」こあはワームホールに向かう。
「グットタイミング。」空を見ていうとそこには2体のウォーズアンドロイドがいる、彼らは2mの大きさにあらゆる武器を装備し戦闘を行うアンドロイド、そしてウォーズアンドロイドの左手に装備されたビームマシンガンが火を噴き敵を退け始める、敵が後退した隙に咲夜を抱き抱えワームホールに入る。
ワームホールを抜けるとあの崖の下に出るそこにはさっき逃げた文とこあと小傘が居る、そしてワームホールのエネルギーを吸収してワームホールを閉じる。そして咲夜を寝かしポケットから無線機を取り出し「マーフィー、聞こえるのか?」と無線機に問い掛ける、「m46様、戻って来られたのですか?」「ああ、スタークルーザーをこちらに発信させてくれるか。」「了解しました、5分以内にそちらに到着します。」「了解した。」そして咲夜の応急処置をしながら皆を集めて話す「後5分程で仲間の船が来ます、さっきの敵はブラッドオンザマインド、意味は私の心には血が流れている、過激派で私の会社にも今の世界にも危害を加える敵です。」「敵…なぜ私たちに攻撃を仕掛けるのでしょう?」文が私に問いかける、「彼らは元々人間は平等に生きられると言う中東諸国の新興宗教団体の人達でした、でも私が表舞台で活動し始めたその時中東諸国等から批判を浴びました。」「それはどうして」「中東諸国は不毛の砂漠、そんな国々の主な収入元として石油や鉱物、レアメタル等の輸出で利益を得ていました、でも私が能力でそれらの資源を作り輸出すると彼ら中東諸国の人達の経済活動に大打撃を与えてしまいました。」「それであなたに恨みを持つ人がいるのね」「その恨みを持つ人をまとめ上げたのはブラッドオンザマインドの創世者通称N・Hと呼ばれている男だ、奴が今の社会に復讐しようとしている、祖国を裏切り、利益を優先する資本主義すら破壊しようとしている。」「でもそれじゃあ、あなたが真っ先に狙われるわけですね、あなたはこの世界の資源供給のバランスを崩したそのことで恨みを持たれたと」「ただ私だって何もしないでいた訳ではない、工場等を作り働く場はできる限り提供した」「それでも・・・」その時、東の空からエンジン音が聞こえた、「仲間の船が来ました、では皆さん行きますよ。」そして皆を乗せ、船は動き出す。
突然違う話を載せ始めて大変申し訳ない、アイディアが浮かんだもんで。